『攻殻機動隊展 Ghost and the Shell』が、2026年1月30日（金）から4月5日（日）まで、東京・虎ノ門のTOKYO NODEで開催される。
士郎正宗のコミックを原作に、様々なメディアで展開されているサイバーパンクSF作品『攻殻機動隊』。シリーズ初の大規模展覧会となる同展では、1995年公開の劇場版『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』以降、歴代作品のアニメーション制作を担当してきたProduction I.Gと、2026年放送予定の新作アニメを担当するサイエンスSARUの全面協力のもと、アニメシリーズの全作品を網羅。未公開資料を含む600点以上のアーカイブ、今回が初公開となる押井守、神山健治、黄瀬和哉、荒牧伸志ら歴代監督陣へのインタビュー、体験型展示から、各作品がもつ独自のテーマや世界観を比較しながら30年にわたる『攻殻機動隊』の歴史を鑑賞することができる。
また、TOKYO NODEという会場ならではの没入型インスタレーション、インタラクティブな体験型展示も展開され、シリーズの世界観に深く入り込みながら、思考と感覚を使って読み解く内容が予定されている。
さらに、『攻殻機動隊』に影響を受け、国内外で活躍する現代アーティストやクリエイターとの共創によるインスタレーション展示も展開予定。オリジナルグッズも販売される。
情報解禁に際し、『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』で監督を務めた押井守からのコメントが公開されている。
押井守 コメント
ゴーストとシェル。その関係はゴーストの中にシェルがある、それが「Ghost in the Shell」だと思う。ゴーストは人に限らず、人形にも植物にも宿る。何か調和のとれた、穏やかなもの。囁いてくるもの、風のように。
この系列作品の共通点は、未来的なビジョンである。原作漫画の世界観に基づき、各々の監督が作品を描いてきたが、どれも士郎正宗のポリシーを一歩も離れていない。離れられないのだ。だからこそ全てスピンオフとも言え、それがこの作品の良さでもある。
その展覧会が横断的というからには、サブカルとして順不同な入口があるべきだと思う。アニメはもちろん、原作漫画も実写も含めて視野に入れてほしい。それでこそ初めて横断的展覧会になる、と私は思う。
『攻殻機動隊展 Ghost and the Shell』
会期:2026年1月30日（金）～ 4月5日（日）
会場:TOKYO NODE GALLERY A/B/C（虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 45F）
住所:東京都港区虎ノ門2-6-2
チケット情報:2025年 秋頃発売予定
主催
・攻殻機動隊展Ghost and the Shell製作委員会
・株式会社講談社
・森ビル株式会社
・KDDI株式会社
・株式会社プロダクション・アイジー
・株式会社パルコ
