ビートメイカーのLil’Yukichiとライターのアボかどが監修を務めた『サウス・ヒップホップ・ディスクガイド』が、4月25日(金)にディスクユニオンのDU BOOKSから発売される。
発展著しい米南部(サウス)のヒップホップに焦点を当てた同書では、2020年にニューヨーク・タイムズ紙が「ヒップホップの新たな首都」に認定したジョージア州アトランタを筆頭に、テネシー州メンフィス、テキサス州ヒューストン、ルイジアナ州ニューオーリンズ、フロリダ州マイアミなどから発信された重要作品を300作以上紹介。アトランタ出身のOutKastら大御所から、ヒューストン出身の人気ラッパーとしてカリスマ的な人気を誇るトラヴィス・スコット(Travis Scott)まで、新旧の名盤を取り上げる。レビューは天野龍太郎、小林雅明、つやちゃんなど、多数の音楽ライターが寄稿した。
作品レビューに加えてコラムも多数収録される予定。プロデューサーに焦点を当てたコラム「Southside on the Track――クランクからプラグまで、南部の音を作ったプロデューサー」では、2000年代のクランクから、トラップから派生して流行中のサブジャンル「プラグ」まで、サウスのビートの変遷をたどる。また、「Memphis Runs It――メンフィスラップが世界をまわす」のコラムでは、Three 6 Mafiaらメンフィス出身アーティストがヒップホップシーンに与えた多大な影響を紐解くなど、様々な視点からサウスヒップホップの魅力が解説される。
『サウス・ヒップホップ・ディスクガイド』
4/25 発売
監修:Lil’Yukichi+アボかど
レビュー執筆陣: Atamic Dogg、天野龍太郎、奧田翔、小林雅明、ずけ以、つやちゃん、出嶌孝次、フガクラ、二木信、りつこ
A5判・並製・オールカラー200頁予定
予価:本体2,800円+税
ISBN: 978-4-86647-240-9
発行元:DU BOOKS 発売元:株式会社ディスクユニオン