東京・新宿の歌舞伎町にあるアートスペース「デカメロン」のディレクターに磯村暖が3月から就任する。
磯村は2016年に東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。現在東京を拠点に活動している美術家で、絵画、彫刻、映像、サウンドインスタレーション、プロジェクトベースの作品など幅広い表現方法に取り組んでいる。現代社会に焦点を当てながらSF的なイマジネーション、ユーモア、深刻さが混線した作品群を制作し、2024年には東京・虎ノ門のSIGNALで個展『恐竜は人間に進化しませんでした』を開催した。
Smappa!Groupが運営する「デカメロン」は、2020年に開廊。実験的な現代アートの展覧会を定期的に開催しており、2階が展示スペース、1階のバーは展示鑑賞前後にアーティストや利用者が交差するコミュニケーションスペースとなっている。磯村は歌舞伎町の独自性を活かし、人間という固定観念にとらわれない、あらゆる境界を飛び越えたクィアなスペースづくりを目指し、展示の企画 / プロデュースをする。

1階のバースペースではドラァグクイーンをはじめとした新時代のギャル達が利用者を迎える。同スペースの運営は、磯村と旧知の仲である「ぱにぱにぱにぱにともちんぱ」が担当。こちらはすでに営業が開始しており、多様性と創造性に満ちた新しい体験を提供する。

デカメロン
東京都新宿区歌舞伎町1丁目12-4 2F
TEL:03-6265-9013
OPEN – CLOSE
・1F BAR: 20:00~29:00(不定休)
・2F ギャラリースペース:展覧会によって変動
※営業時間は変更になる可能性がございます。ご来店前にSNS等でご確認ください。