5月16日(金)に日本公開される映画『サブスタンス』(原題:The Substance)のティザーポスターと特報映像が解禁された。
日本時間3月3日(月)に発表される第97回アカデミー賞で5部門にノミネート中の同作。50歳の誕⽣⽇を迎えた元⼈気⼥優のエリザベスは、容姿の衰えから仕事が減少し、ある再⽣医療「サブスタンス」に⼿を出すが、治療薬を注射するやいなや、エリザベスの背を破って上位互換体スーが現れる。1つの心をシェアする2人には「1週間ごとに入れ替わらなければならない」という絶対的ルールがある中、たちまちスターダムを駆け上がっていくスーだったが、次第にルールを破り始め、狂気が侵食していく。
美と若さへの執着により暴走する女性を描いた同作で監督と脚本を⼿掛けたのは『REVENGE リベンジ』のコラリー・ファルジャ。『第77回カンヌ国際映画祭』では脚本賞を受賞している。エリザベス役を怪演したのは現在62歳のデミ・ムーアで、第82回ゴールデングローブ賞ではミュージカル / コメディ部門の主演女優賞を受賞。スー役は『哀れなるものたち』にも出演したマーガレット・クアリーが務めた。


ティザーポスターはまっすぐ⾒据えるエリザベスの顔を正⾯から捉えたものとなっているが、左の瞳は2つに分裂。上下にはビビッドなピンクの帯が敷かれており、最上部には「かわいいが暴走して、阿鼻叫喚」という刺激的なコピーが配されている。
特報は「より良い⾃分を夢⾒たことは?」「もっと若く、もっと美しく、より完璧に」という問いかけから始まり、そこからエリザベスとスーが交互に映し出される。怪しげなライトグリーンの液体、バービー人形のような完璧なスタイルのスーの特別な存在感、「可愛い⼦はいつも笑顔で」と下種な笑みで軽⼝を叩く男たち、それらに相反するかのようなエリザベスの陰鬱で深刻な表情と、不穏な動き。次々とカットが切り替わるカオスな映像の間には、「脳裏に焼き付く」「最⾼に新しい」「ロックでゴージャス」など世界中の記者から送られた賛美が差し込まれ、同作のインパクトの強さを物語る内容となっている。
『サブスタンス』

5⽉16⽇(⾦)全国ロードショー
監督・脚本:コラリー・ファルジャ『REVENGE リベンジ』
出演:デミ・ムーア、マーガレット・クアリー、デニス・クエイド
アメリカ/142分/R-15+
配給:ギャガ
©The Match Factory