音楽プロデューサーのリック・ルービン(Rick Rubin)が7年かけて執筆したクリエイティビティの指南書『リック・ルービンの創作術』が12月19日(木)に発売される。
Def Jam Recordingsの共同創設者で、Beastie BoysやRun-D.M.C.などをプロデュースし、ヒップホップをメジャーな音楽として確立させたリック・ルービン。同レーベルを離れた後も、Red Hot Chili Peppers、Metallica、The Strokes、ジェイ・Z(Jay-Z)、アデル(Adele)など数え切れないほどのトップアーティストの作品を手がけ、あらゆるジャンルで成功を収めてきた。過去にグラミー賞を9回も受賞しており、2007年にはTIME誌から「世界で最も影響力のある100人」に選出。名実ともに世界最高峰の音楽プロデューサーとして知られている。
2023年にアメリカで出版された同書は、現在までに世界25カ国で翻訳出版され、ニューヨーク・タイムズのベストセラー1位を獲得するなど話題を呼んだ1冊。創造性を高めるためのルービンの知恵と洞察の道を辿る学びのコースとなっており、ルービンが長年の経験から得た知恵を78項目に凝縮。ルービンは「素晴らしい作品を作るためには何をすべきかを書くつもりでしたが、結果的にそれは『どう在るべきか』についての本となりました」とコメントしており、アーティストやクリエイターのみならず、あらゆる人々の才能を開花させるヒントが468ページにわたって綴られている。なお、ルービンは日本での発売にあたりコメントを寄せている。
日本の読者にこの本を届けることができ光栄です。日本の文化は世界において、優れたセンスと職人技の灯台として輝き続けています。私が探す多くの製品は、日本製の選択肢を好んでいます。日本のクリエイションには、職人のような洗練と他にない優雅さが込められているからです。
リック・ルービン
この本は、子供の頃、純粋な遊びに集中していた時のように、世界と関わる方法を思い出させてくれるものです。どこから開いても数段落を読み、言葉をかみしめてみると、新しいアプローチで取り組んでいる物事に向き合うことができるでしょう。
日本の読者が本書からインスピレーションを受け、本を置いて何かを作り始めてほしいと思っています。
絵を描く、写真を撮る、新しいプロジェクトを始める、あるいは過去のプロジェクトに再挑戦するなど、創造性を発揮する一歩を踏み出してくれることを願っています。
また、発売に先駆けて特設サイトがオープン。ルービンの経歴やプロデュースしてきたアーティスト、各界からの推薦コメントなどが紹介されているほか、試し読みも配信されている。
『リック・ルービンの創作術』

原題:The Creative Act: A Way of Being
著者:リック・ルービン/ニール・ストラウス
訳者:浅尾敦則
仕様: A5判(210×148mm)/ハードカバー/468ページ
価格:¥3,520(本体¥3,200)
ISBN:978-4-910218-12-0
発売日:2024年12月19日(木)※紙版、電子版同時発売
発行元:ジーンブックス/株式会社ジーン
全国の書店およびオンライン書店にてお買い求めいただけます。