映画監督、リドリー・スコットの作品の舞台裏に迫る書籍『リドリー・スコットの全仕事』が、1月10日(金)に発売される。
リドリー・スコットは、ハリウッドで最も「芸術」としての映像を追求し、87歳を迎えた今でも第一線で活躍。現在は、古代ローマを舞台に復讐に燃える剣闘士の闘いを描き、第73回アカデミー賞で5冠に輝いた歴史スペクタクル作品『グラディエーター』の24年ぶりとなる新作『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』が、全国劇場で公開中。
書籍では、『エイリアン』『ブレードランナー』『グラディエーター』『ブラックホーク・ダウン』など絶大な支持を得た数々の作品はもちろん、高倉健や松田優作が出演した『ブラック・レイン』、フェミニズム映画の金字塔『テルマ&ルイーズ』など、リドリー・スコットが手がけてきたすべての映画の制作秘話や背景が、豊富なビジュアルともに紹介されている。


同書を著したのはイギリス出身の映画ライター、イアン・ネイサン。これまでも『エイリアン・コンプリートブック』『クエンティン・タランティーノ 映画に魂を売った男』『クリストファー・ノーラン 時間と映像の奇術師』などの著作を上梓しており、『リドリー・スコットの全仕事』は原著に先駆けて日本で発売。阿部清美が監訳、桜井真砂美が訳を手掛けた。
『リドリー・スコットの全仕事』

イアン・ネイサン/著、阿部清美/監訳、桜井真砂美/訳
●発売日:2025年1月10日(金)※一部、発売日が異なる地域がございます
●定価:3,630 円
●発行:東京ニュース通信社
●発売:講談社
全国の書店、ネット書店(Fujisan.co.jpほか)にてご予約いただけます。
●CONTENTS
イントロダクション サー・リドリー・スコットの肖像
はじまりの物語 初期の仕事とデビュー作「デュエリスト/決闘者」(1977)
完全なる有機体 ―― 「エイリアン」(1979)
未来都市リドリーヴィル ―― 「ブレードランナー」(1982)
暗闇を抜けて ――「レジェンド/光と闇の伝説」(1985)、「誰かに見られてる」(1987)、「ブラック・レイン」(1989)
テルマ&ルイーズは永遠に! ――「テルマ&ルイーズ」(1991)
“嵐”たち ――「1492 コロンブス」(1992)、「白い嵐」(1996)、「G. I. ジェーン」(1997)
VENI, VIDI, RIDLEY(ウェーニー・ウィーディー・リドリー) ――「グラディエーター」(2000)
野良犬 ――「ハンニバル」(2001)、「ブラックホーク・ダウン」(2001)、「マッチスティック・マン」(2003)
よそ者たちの賛歌 ――「キングダム・オブ・ヘブン」(2005)、「プロヴァンスの贈りもの」(2006)、「アメリカン・ギャングスター」(2007)
ダークヒーローの肖像 ――「ワールド・オブ・ライズ」(2008)、「ロビン・フッド」(2010)
起源 ――「プロメテウス」(2012)
地獄に落ちた魂 ――「悪の法則」(2013)、「エクソダス:神と王」(2014)、「オデッセイ」(2015)
リドリー・スコットならどうするのか ――「エイリアン:コヴェナント」(2017)、「ブレードランナー 2049」(2017)
家業 ――「ゲティ家の身代金」(2017)、「最後の決闘裁判」(2021)、「ハウス・オブ・グッチ」(2021)
再訪 ――「ナポレオン」(2023)、『エイリアン:ロムルス』『グラディエーターⅡ英雄を呼ぶ声」(2024)
エピローグ “限界”なき唯一無二の映画監督
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