カフェ / バー「下北現像所」が、12月1日(日)に東京・下北沢にオープンした。
映画を楽しむための新しい体験ができる「(超)マイクロ・コンプレックス」としてオープンする同店。株式会社MotionGalleryが映画レーベル・NOTHING NEWからVHSカフェ「TANPENTON」の運営を引き継ぐ形でオープンし、新しい映画文化を発信する施設として運営していく。
同店では、映画制作の重要なスタート地点である「台本」に焦点を当て、新旧織り交ぜた様々な作品の台本をアーカイブ。台本を通じて知らない映画との出会いや新たな観賞価値を提案するほか、オリジナル原作の脚本を公開してクラウドファンディングで映画化を実現するような新しい制作のあり方に挑戦する場にもしていく予定となっている。また、8mmフィルムのアーカイブ性にも注目し、カメラ / フィルム販売や8mmカラーネガフィルム現像 / HDオーバースキャンサービス、不定期でのワークショップを展開予定。
さらに、映画館体験をアップデートする食べ物として、作品と連動しつつ展開するオリジナルカヌレと全国から厳選したクラフトコーラを用意。カヌレとコーラはMotionGalleryが下北沢で運営に携わるミニシアター・K2への持ち込みが可能となっている。オープンに際し、Motion Gallery代表・大高健志からのコメントも公開されている。
映画が身近にあることで、日々がちょっと豊かになることが実感できる。そんな場所をつくりたい。
『下北現像所』は、そんな想いでオープンした、(超)マイクロ・コンプレックスです。シモキタ – エキマエ – シネマ『K2』が誕生し、ますます映画/演劇文化が広がる下北沢で、Cinema (Script-Library, 8mm),
Craft Cola,
Caneléを起点に、8mmフィルムなど制作に纏わるワークショップから、鑑賞作品について台本を読みつつ語り合うイベント、映画時間を豊かにするフード・ドリンクを楽しむ時間まで、映画を「つくる」「楽しむ」「味わう」新しい小さな体験を”現像”していきます。またそこで生まれ、広がる新しい文化的な交流は、K2開館時に掲げた「文化の共有地」というビジョンの実現にまた一つ近づくのではないかと期待しています。
なお、同店では、『SUPER HAPPY FOREVER』のK2でのロングランを記念し、五十嵐耕平監督作品の特集展示やグッズ販売を開催中。12月8日(日)には同店のコーラのセレクトにも携わり、「架空のクラフトコーラ屋」として各地で活躍するクラフトコーラアワーを招いたオープニングイベントが予定されている。
下北現像所
住所:東京都世田谷区代田2-36-13 BONUS TRACK
営業時間:12時~22時(定休日:月曜)
IG:https://www.instagram.com/shimokitagenzojo/
運営:株式会社MotionGallery