サウンドインスタレーション『Sound installation for the Eiko Tomuraʼs landscape』は、リズムアンサンブル・goatの主宰で電⼦⾳楽ソロプロジェクト・YPYとしても知られる⽇野浩志郎が作曲。うねった⼤地のような形状を持ち、都市に隠れたランドスケープを表現した⼾村英⼦による意匠への応答として、⽇野が都市に潜む⾳を採取し、電⼦⾳に翻訳してインスタレーションに取り⼊れた。
⽇野浩志郎 コメント(サウンドインスタレーション『Sound installation for the Eiko Tomuraʼs landscape』)
パフォーマンス『Glass harp music for the Eiko Tomuraʼs landscape』は、作曲を⽇野浩志郎が担当。現代⾳楽の要素をベースに打楽器奏者として活動し、細野晴⾂を始めとするさまざまなアーティストとコラボレーションしてきた⾓銅真実と、 ⽇本とカナダをルーツにもち、映画への楽曲提供やエレクトロユニット・Black Boboiのメンバーとしても活動するジュリア・ショートリード(Julia Shortreed)が、観客を交えたライブパフォーマンスを⾏う。
左:⾓銅真実(Photo by Ittetsu Matsuoka) 右:ジュリア・ショートリード
⽇野浩志郎 コメント(パフォーマンス『Glass harp music for the Eiko Tomuraʼs landscape』)
⼤地のような、お⽫のようなランドスケープ。集まる⼈々が⾷や⾳、交流を楽しむ憩いの場。「Glass harp music for the Eiko Tomuraʼs landscape」は、場・⾷・⾳を繋げ、それらが寄り添い⾳楽として昇華することを意図している。演奏に使われるのは、グラスに⽔を⼊れ濡れた指でグラスを擦って持続⾳を鳴らす「グラスハープ」。 サウンドインスタレーションが鳴る中、⾳楽家の⾓銅真実と Julia Shortreed が観客にグラスを配り、両者の指揮のもと演奏をしてもらう。そのサウンドは五線譜で決められたようなものではなく、パフォーマンスの度に表情を変え、その時々に新しく⽣まれる⾳楽となるだろう。