実写版『【推しの子】』公開日決定。齋藤飛鳥、齊藤なぎさ、あのらが踊る特報映像も

Amazonと東映の共同プロジェクトとして実写映像化される『【推しの子】』のドラマシリーズ公開日が11月28日（木）、映画公開日が12月20日（金）に決定した。

初代「B小町」に所属した伝説的なアイドル・アイの「推しの子」として転生した双子のアクアとルビーが芸能界入りし、「芸能界」のさまざまな要素を描きながら、アクアがアイの死の真相に迫っていくストーリーとなっている同作。2020年に『週刊ヤングジャンプ』で連載を開始した赤坂アカと横槍メンゴの原作漫画では「最終章」への突入がアナウンスされ、アニメは7月から第2期の放送が決定するなど、さまざまな形で盛り上がりをみせている。

実写化では、アイ役を元乃木坂46の齋藤飛鳥、アクア役を櫻井海音、ルビー役を元=LOVEの齊藤なぎさが務める。また、ルビーと「B小町」を再結成するメンバー・有馬かな役を原菜乃華、MEMちょ役をあの、「劇団ララライ」に所属する女優でアクアに恋心を抱く黒川あかね役を茅島みずきが演じることが発表されていた。

情報解禁と同時に、特報映像とティザービジュアルが解禁された。特報映像は無数のサイリウムに囲まれたステージに立つ初代「B小町」のライブシーンから始まり、欲望や情熱などの様々な思惑が交錯する「芸能界」を生き抜くアクアやあかねらの姿、ルビーとかなとMEMちょが「B小町」を再結成する様子、突如アイが何者かに刺される場面が含まれており、アクアが新生「B小町」ステージの客席で意味ありげに振り返るシーンに「この物語は、フィクションである」というナレーションが流れて終わっていくものとなっている。

また、制作スタッフも同時に発表された。映画の監督は数々の人気アーティストのMVや、ドラマ『青野くんに触りたいから死にたい』や『恋と弾丸』を手がける映像演出家・スミスが手がける。ドラマの監督は2015年に初の長編映画『真夏の夢』が史上最年少の16歳で『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭』フォアキャスト部門に正式出品され、映画『明け方の若者たち』などを手がけた若手・松本花奈とスミスが担う。

脚本は2020年の『東京ラブストーリー』やドラマ版『ゆるキャン△』シリーズなどを手がけた北川亜矢子、音楽は2023年の『紅白歌合戦』OPテーマを担当し、ドラマ / 映画などの楽曲制作にも多く携わっているピアノトリオ・fox capture planが担当する。

情報解禁に際し、プロデューサーの東映・井元隆佑からのコメントも公開された。

赤坂先生と横槍先生から、大切な原作の実写化をゆだねて頂き、
まもなく二年という歳月を重ねようとしています。
大好きな【推しの子】と真正面から向き合う日々。
ものづくりの高揚感とともに、いつまでも拭うことのできない、
恐ろしいほどの重圧に苛まれているのも本音です。
初めて原作を読んだ日のように「【推しの子】のいちファンに戻れたら」
と幻想してしまうことすらあります。
我々の作品がどれだけ世に響くのかまだ分かりません。
ひとりでも多くの人へ届くように全力で挑みます。
どうか皆さんの心に届いて欲しいです。
最後に、集結してくれた大切なキャスト・スタッフ・関係者の皆さん。
大きな不安やプレッシャーがひしめく中、共に歩んでくれたことに、
最大限の感謝の意を伝えます。

企画・プロデュース：井元隆佑（東映）