6月28日 (金) から8月22日 (木)まで、写真家・本城直季の作品を展示する『Small Cruise』が東京・虎ノ門ヒルズのart cruise gallery by Baycrew’sで開催される。

本城直季は、「シノゴ」と呼ばれる4×5のフィールドカメラ(大判カメラ)を使用して人物や風景などをミニチュアのように撮影するスタイルで知られる写真家。2006年に発表した写真集『small planet』で『第32回木村伊兵衛賞』を受賞したほか、2022年には自身初となる大規模個展『un (real) utopia』を東京都写真美術館で開催した。


ライフスタイルの中でいずれも必要不可欠なアートとファッションが交差する場として、株式会社ベイクルーズが運営するギャラリーで開催される同展は、本城の代表作『small planet』 をはじめ、『東京』『京都』『tohoku311』『plastic nature』『kenya』などの写真集から年代、エリア、テーマを定めず横断的にピックアップした作品に、新作も加えた全32作品を展示。「虚構」「非現実」 などの言葉で表現される写真を発表する本城が、「まち」や「ひと」に向けるあたたかい眼差しに注目する構成となっている。
本城直季/写真家
1978年、東京都生まれ。東京工芸大学大学院芸術学研究科メディアアート専攻修了。蛇腹の付いた大盤フィルムカメラを利用し、風景をジオラマのように撮影する独特の手法で作品を生み出す。「small
planet」 (リトルモア、2006年) 木村伊兵衛写真賞を受賞。作品制作を続ける傍ら、 ANA機内誌「翼の王国」で連載するなど、幅広く活動している。作品はメトロポリタン美術館やヒューストン美術館、東京都写真美術館などにパーマネントコレクションとして収蔵されている。
Small Cruise
作家名 本城直季
会期 2024年6月28日 (金) 〜2024年8月22日 (木)
場所 art cruise gallery by Baycrew’s
東京都港区虎ノ門2-6-3
虎ノ門ヒルズステーションタワー3F SELECT by BAYCREW’S 内