シンガポール・セントーサ島に没入型アトラクション「Sentosa Sensoryscape(セントーサ・センサリスケープ)」が3月にオープン。夜のデジタルアート体験「ImagiNite」が提供されている。
センサリスケープは、2019年から進められているセントーサ島再開発プランの第1弾スポットとして誕生した遊歩道。「ImagiNite」では30,000平方メートルに及ぶ敷地内で映像 / 光 / 音 / AR体験を同時多発的に提供。「Sixth sense of imagination(第六感の想像力)」というコンセプトに沿って、来訪者の五感に想像力を加えた「6つの感覚」を呼び覚ますようなイマーシブ体験ができるものとなっている。日本企業の株式会社ワントゥーテンが企画 / 制作、現地企業のHexogon Solution Pte Ltd.が機材設計を手がけた。
6つのガーデンと2つの通路(Upper Deck)で構成される「ImagiNite」では、映像や光の演出に加え、敷地内を伝う水のせせらぎ、触れられる花壇や味覚や嗅覚を刺激する植物など、セントーサの自然を活かしたコンテンツを体験できる。プロジェクションの映像は、デジタルアートと手描きのイラストを組み合わせることで、想像力豊かで非現実的な印象を与えると同時に、手作りの温かみも演出。3つの「モーメント」を体験できる設計となっており、約20分に一度訪れる「クライマックスモーメント」では、各ガーデンの演出が一層盛り上がり、センサリスケープが一体となるダイナミックな瞬間を感じることができる。
また、iPhone / Androidのアプリ「ImagiNite」を用いた体験も提供。対応スポットでAR機能を使った写真が撮影できるARカメラや、施設内の高所に設置されたカメラで高解像度の遠距離撮影ができる「Hyperzoom」、施設案内が機能として搭載されており、時間帯ごとに異なるセンサリスケープの魅力をさらに楽しめるものとなっている。
「ImagiNite」は、ナイトタイムエコノミーとして毎晩無料で開催。アプリは各ストアから無料ダウンロードが可能となっている。