『APPLE VINEGAR -Music Award-』第7回の大賞受賞者である君島大空に、同賞の創設者である後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)が行ったインタビューが公開された。同時に君島大空をゲストに迎えたポッドキャストも公開となった。
『APPLE VINEGAR -Music Award-』は、後藤正文が2018年に設立した音楽作品賞。文学界での芥川賞を参考に、新進気鋭のミュージシャンがキャリア初期に発表したアルバムへ贈られるもので、後の作品制作をサポートする賞金を贈呈することで若手ミュージシャンを応援する思いも込められている。
2024年の大賞を受賞した君島大空は、2023年にデビューアルバム『映帶する煙』と受賞作である2ndアルバム『no public sounds』の2枚を発表している。オフィシャルサイトとPodcastにて公開されたインタビューでは、冒頭に後藤から「本人も気づいていなかった魅力が出ているように聴こえて」と2ndの方をノミネートした理由が話されると、君島から1年に2枚の作品をリリースしたいと思った理由が語られた。その他にも、実はジャケット写真が最初に出来上がったというエピソードや、アルバムタイトルの意味、「歌詞とは別にその曲を説明する言葉がある」という曲作りの方法が紐解かれた。
第7回『APPLE VINEGAR -Music Award- 2024』に関して
昨年に引き続き12アルバムがノミネートされ、6名の選考委員〜後藤正文、accobinさん(イベントスペースOLUYO社長/作詞作曲家/演奏家)、三原勇希さん(タレント/ラジオDJ)、Licaxxxさん、有泉智子さん(音楽雑誌「MUSICA」編集長)、今年新たにお迎えした蔦谷好位置さん(音楽プロデューサー、作曲家、編曲家)〜による3月28日の選考会を経て、大賞作品と特別賞2作品が決定しました。
【大賞】 『no public sounds』 君島大空
【特別賞(2作品)】 『アセトン』 原口沙輔 『botto』 野口文
<ノミネート12作品・受賞作品>
『アセトン』 原口沙輔 :特別賞
『BORN IN ASIA』 SATOH
『botto』 野口文:特別賞
『Flash Back』 Tokyo Gal・DJ FRIP a.k.a Beatlab
『行』 5kai
『古風Ⅲ』 冥丁
『no public sounds』 君島大空:大賞
『テレビ / Television』 山二つ
『tradition』 CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN
『WE’LL DIE THIS WAY』 Skaai
『YELLOW』 賽
『You Were Wrong』 reina
※アルバム・タイトル アルファベット順
APPLE VINEGAR -Music Award- 2024選考委員
後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)
accobin(イベントスペースOLUYO社長/作詞作曲家/演奏家)
三原勇希(タレント/ラジオDJ)
Licaxxx
有泉智子(音楽雑誌「MUSICA」編集長)
蔦谷好位置(音楽プロデューサー、作曲家、編曲家)
<協賛企業>
ライブマスターズ株式会社
湊のやど汀家
株式会社森いちご農園
藤原食品
練馬わたなべ心理相談室
Xylomania Studio LLC
sneeuw
一般社団法人B-Side Incubator
『APPLE VINEGAR -Music Award-』とは
ASIAN KUNG-FU GENERATIONのフロントマン、後藤正文が2018年に立ち上げた新進気鋭のミュージシャンが発表したアルバムに贈られる作品賞。文学界での芥川賞を参考に、デビュー・アルバムに限らず、ミュージシャンがそのキャリア初期に発表した作品を評価する仕組みを作り、今後の作品制作をサポートする賞金を贈呈することで、若手ミュージシャンを応援できればという思いを持ってスタートした。同時にリスナーが新しい音楽と出会うきっかけとなれば、という願いも込められている。