現地時間7月4日(木)から7日(日)にかけて、モンゴルの首都ウランバートル近郊のMongolian Castle Recreation Centerで開催される『PLAYTIME FESTIVAL』に、ミツメ、toe、No Buses、HOME、稲嶺幸乃+ハリクヤマク、Darthreider & The Bassonsらの出演が決定した。
同フェスは、モンゴルの持続可能な発展に貢献することを目的として2002年にスタート。現代音楽や創造的な文化活動を通じて、モンゴルの首都ウランバートルをアジアの観光地に位置づける取り組みを行っている。過去には、ROTH BART BARONやThe fin.、envyといった国内アーティストやYo La Tengo、Ariel Pink、The Pains of Being Pure at Heartといったアーティストが主演しており、2023年には150以上のモンゴル出身のアーティストが、中国のCarsick CarsやイギリスのCigarettes After Sexを含むおよそ20のモンゴル国外のアーティストとともに出演(悪天候のため中止となった最終日の出演者含む)。現地の音楽シーンを肌で感じることができるイベントとなっている。
22回目の開催となる今回は、スコットランドのTeenage Fanclubや台湾のElephant Gym、韓国のIdiotapeらとともに、国内からミツメ、toe、No Buses、HOME、稲嶺幸乃+ハリクヤマク、Darthreider & The Bassonsらが出演する。
ミツメは東京を中心に活動する4ピースバンド。ボーカル川辺素の抽象的だが情景を想起させる詩的な歌詞と穏やかな午後の陽光のようなサウンドが特徴で、2009年の結成以来6枚のアルバムを発表。海外からの注目度も高く、『ドライブ EP』をリリースした2023年には5度目の中国でのワンマンツアーも成功させた。
2000年に結成した4人組のtoeは、日本のポストロックシーンを牽引してきたバンド。ギタリストの山㟢廣和はインテリアデザイナー、ベーシストの山根敏史はファッションデザイナー、ギタリストの美濃隆章はレコーディングエンジニア、ドラマーの柏倉隆史はセッションミュージシャンと、メンバー全員がバンド活動と並行してそれぞれの分野でも活躍している。2007年にはアジア、2012年にはEU、2013年には北米ツアーを開催するなど、海外公演にいち早く取り組んだ日本のバンドとしても知られている。
No Busesは、ソロでも活動する近藤大彗(Vo / Gt)を中心に2016年に結成された4人組バンド。Arctic Monkeysの同名楽曲にバンド名が由来している通り、インディーロックやガレージロックの影響を強く受けており、ロックバンド然とした激しいパフォーマンスが特徴。一方、近藤がステージ上で見せるシャイでロックンローラーらしからぬMCのギャップに惹かれるファンも多い。
沖縄県出身のsei.(Vo)、o-png(PC)、shun(Gt)により2020年に結成されたHOMEは、2023年8月に初の配信シングル”Lucy”をリリース。10月から11月にかけては韓国『Zandari Festa』『SSAM』、シンガポール『AXEAN Festival』、台湾『LUCfest』とアジア諸国のフェスに立て続けに出演したほか、NiEWが主催する無料ライブ『exPoP!!!!! Vol.156』にも出演。2024年には、東京と大阪でワンマン公演も成功させるなど、国内外で注目を集めている。
稲嶺幸乃+ハリクヤマクは、HOMEと同じく沖縄県出身で沖縄民謡を歌うアーティスト稲嶺幸乃と、ダブプロデューサーで沖縄が拠点のハリクヤマクによるユニット。祖父の形見として受け継いだ三線を用いて稲嶺が歌う沖縄民謡に、ダブ特有の強めのベースやエフェクトを融合させたサウンドが特徴で、地元沖縄を中心に多くのイベントに出演している。
Darthreider & The Bassonsは、眼帯がトレードマークのダースレイダーがMCを務めるファンクロックバンド。精力的な海外での活動で知られ、2月にはカンボジアとタイで公演を披露したばかり。ドラムのオータコージは、曽我部恵一バンドや口ロロのサポートドラマーを務めた経歴もあり、同じく『PLAYTIME FESTIVAL』に出演するtoeの柏倉らとともに即興ユニットDevil Rhythm Riverなどに参加もしている。
『PLAYTIME FESTIVAL』のチケットは、現地時間4月25日(木)から先行チケットが発売される。