ドイツ映画『The Teacher’s Lounge(英題)』が5月17日(金)に日本公開されることが決定し、邦題が『ありふれた教室』となった。
現代の中学校を舞台とし、校内で起きた盗難事件をきっかけに、校長らの方針に反して独自の犯人捜しを始めた中学1年生の担任・カーラが、保護者の猛烈な批判、生徒の反乱、同僚教師との対立を招いて次第に追い詰められていく様子を描いたサスペンス / スリラー作品となっている。仕事熱心で正義感の強いカーラ役は『白いリボン』や『THE SWARM/ザ・スウォーム』などで知られるレオニー・ベネシュが務めた。
監督のイルケル・チャタクは自らの子供時代の実体験も織り交ぜたオリジナル脚本を執筆し、『ドイツ映画賞』では作品賞、監督賞、脚本賞、主演女優賞、編集賞の最多5部門を受賞した。また、3月に発表される『第96回アカデミー賞』では国際長編映画賞にノミネートされている。
公開決定とともに、日本版のティザーチラシと特報映像が解禁された。特報は教室でカーラと生徒たちが叫ぶ様子から始まり、廊下で誰にも見向きもされないまま、両手で顔を覆うカーラの姿で終わっていくものとなっており、「学校の<不都合な真実>を抉り出す衝撃の問題作」という紹介文も添えられている。
『ありふれた教室』

監督・脚本:イルケル・チャタク
出演:レオニー・ベネシュ(『ペルシャン・レッスン 戦場の教室』『白いリボン』)
2022年/ドイツ/ドイツ語/99分/スタンダード/5.1ch/原題:Das Lehrerzimmer/英題:The Teachers’ Lounge/日本語字幕:吉川美奈子/提供:キングレコード、ニューセレクト/配給:アルバトロス・フィルム/G
5月17日(金)、新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、シネ・リーブル池袋ほか全国公開
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