映画『ヨーロッパ新世紀』が、10月14日(土)より日本で公開される。
同作は、ルーマニア中部トランシルヴァニア地方の小さな村を舞台にしたサスペンス作品。暴力沙汰を起こしてドイツからトランシルヴァニアの村に戻ってきたマティアスは、関係が冷め切った妻、森でのある事をきっかけに口がきけなくなった息子、衰弱した父らへの接し方に迷い、元恋人のシーラに心の安らぎを求める。一方で、シーラが責任者を務める地元の工場がアジアからの外国人労働者を迎え入れたことをきっかけに、村人たちとの間に不穏な空気が流れ出す内容となっている。分断された世界の危うい現状を、克明に描いた社会派作品。
監督および脚本は、『汚れなき祈り』で第65回カンヌ国際映画祭の女優賞および脚本賞を受賞し、『エリザのために』で第69回カンヌ国際映画祭監督賞を受賞したクリスティアン・ムンジウ。出演者には、マリン・グリゴーレ、エディット・スターテ、マクリーナ・バルラデアヌらが名を連ねている。
『ヨーロッパ新世紀』
2023年10月14日(土)よりユーロスペース他にて全国順次公開
©Mobra Films-Why Not Productions-FilmGate Films-Film I Vest-France 3 Cinema 2022
監督:脚本:クリスティアン・ムンジウ
出演:マリン・グリゴーレ、エディット・スターテ、マクリーナ・バルラデアヌ他
原題:R.M.N. 2022年/ルーマニア・フランス・ベルギー/カラー/シネスコ/127分/5.1ch
日本語字幕:関美冬 宣伝:テレザ、竹田美智留 後援:在日ルーマニア大使館
配給:活弁シネマ倶楽部/インターフィルム 映倫G区分
公式サイトhttps://rmn.lespros.co.jp