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南條愛乃と花井美春が明かす、苦手さえ変えたファンの応援。「頑張れー! は届く!」

2025.9.19

#MOVIE

「やめるより続ける方が難しい(南條)」夢を見失っても続けることができた理由

―ファンの人たちの姿は、活動のモチベーションになっているんですね。声優という活動を続ける中で、「夢を持ち続けること」に難しさを感じた瞬間はありましたか。

南條:そうですね。私が声優を目指したきっかけはちょっと邪道なんですけど、「人見知りを直したい」だったんですよ。発表することや人前で何かすることは苦手だったけど、アニメが好きだったので、何かアニメに関わる仕事をしたいなと思っていて。声優という職業を知ったときに、人前にも出ないし、アニメにも関われるし、最適! と思って目指したんです。デビューした頃には声優も顔出しをするような時代になってきていて、そこは誤算でしたけど(笑)。

でもお仕事を続ける中で夢とかモチベーションが保てなくなることは何度もありました。続けることが一番難しいなと思います。やめる方が簡単なんですよね。夢が見えなくなっちゃっても続けるというのは、心のよりどころもないままやることになるので、しんどいなっていう時期もあったんですけど、いつも遊びに来てくださってるファンの方や、手紙をくださる方の顔がやっぱり浮かぶんです。「ファンのみんな」っていう概念みたいなものが私の中にあって、そのみんなに会えなくなっちゃうのが嫌だなという気持ちが原動力の一つなので、続けてこられたのはファンの皆さんの存在がめちゃくちゃ大きいです。あとは現場で会える声優仲間の存在も大きいですね。

花井:私は今、夢を持ち続ける難しさというよりも、お芝居をすること自体がすごく楽しいと感じていて。このままずっと演技やアニメに携わっていきたいと思っているんですけど、まだ歌でなにかを表現することに納得できていない部分があるんです。声優という職業はキャラソンもついて来るから、自分に合って歌いやすいキャラクターもいれば、私の実力不足でその子の歌を引き出しきれないと感じるキャラクターもいて。そういうときに、本当に申し訳ないなという気持ちがあるんです。

それでもファンの人たちは本当に細かいところまで聴いて感想を言ってくださるので、自分でも満足したものを、ファンの人に堂々と届けられるようになりたいというのが正直な今の想いです。今後も声優として活動していく上で、お芝居と歌は切り離せないものだと思うので、どちらも心から楽しめるようになっていけたらと思っています。

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