グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
8月25日は、番組からの推薦で、下北沢にあるレコードショップ「JET SET TOKYO」の店長、石川遼太さんが登場。店長をしながら行っているアナログ盤の企画のほか、国内外から注目を集めているショップの魅力や、レコード文化の楽しさについても伺いました。
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店長のかたわら、制作部員としてアナログ盤の企画を担当
Celeina(MC):今日は「JET SET TOKYO」から直接お越しいただいたのですか?
石川:はい。レコードショップのゲストとして最初にお招きいただけて、本当にうれしいです。
タカノ(MC):「JET SET TOKYO」を改めて紹介しますと、京都に本店を構える人気レコードショップの東京拠点として2002年に下北沢にオープンし、2009年には現在の場所へ移転。レコードショップとしての営業だけでなくレコード制作も手がけており、制作部も併設されています。音楽ファンには非常におなじみの場所だと思いますが、石川さんは店長であると同時に制作部員でもあると伺っています。

石川:はい。店長を務めながら、制作の業務も担当しています。
タカノ:制作というのは具体的にどういったことをされているのですか?
石川:主に「JET SET」の新商品の企画を行っています。
Celeina:最近の企画では、具体的にどのようなレコード制作を担当されたのですか?
石川:最近は、木村カエラさんの”リルラ リルハ”やTESTSETの『1STST』を担当しました。
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ミリオンヒットしたJ-POPでも、意外とアナログ化されていないものが多い
タカノ:これは、アーティストの方が音源をリリースしているけど、まだアナログ化されていない作品を「どうでしょうか?」と提案するんですか?
石川:そうですね。「JET SET」が企画を持ち込んで、アーティストの方と進めていく形でやっています。
Celeina:やはりお客様の声を反映して「これはアナログ化した方がよい」と判断するのですか? それとも石川さんの個人的な趣味も反映されているんですか?
石川:もちろん、自分が好きだという気持ちが第一にありますが、お客様に喜んでいただけるものを作ることも大切です。やはり売れるものも作らなければなりませんので、そのバランスを取るのが難しいところです。
Celeina:お客様の要望と自分のやりたいこと、そのバランスをとりながら進めていくというのは、多くの職業の方に共通する部分ですね。
タカノ:木村カエラさんの”リルラ リルハ”は、すでにアナログ化されていたのかと思っていましたが、意外とまだだったのですね。
石川:そうなんです。ミリオンヒットしたJ-POPでも、意外とアナログ化されていないものが多くあります。
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下北沢店では新作や人気作品を中心に販売
Celeina:アナログで聴けるのはうれしいですよね。店内のアナログの品揃えはどのようになっているのですか?
石川:アナログは、国内アーティストの新作に加え、海外のインディーバンドの作品を中心に扱っています。また、ブラックミュージックに関しては大型店に引けを取らないラインナップを揃えています。

タカノ:「JET SET」はオールジャンルというイメージがありますね。
石川:基本的にはオールジャンルですが、下北沢店は特に新作や人気作品に絞って、入れ替えながら置いています。
Celeina:最近、最も売れているアナログは何ですか?
石川:最近一番予約が入っているのは、僕が企画した千葉雄喜さんのアルバム2タイトルとシングルです。
タカノ:千葉雄喜さんのアナログ化を企画されたのも石川さんなのですね。
石川:そうなんです。
Celeina:石川さんが「JET SET」に入られたきっかけは何だったのでしょうか?
石川:入社したのはちょうど5年前なんですが、もともとレコードが好きで、高校生のころから憧れていたショップだったので、働いてみたいと思ったのがきっかけです。
Celeina:高校生の頃から通われていたのですね。
石川:デザインなどを含めて、とてもおしゃれでイケてるショップだと思っていました。
タカノ:ロゴマークもかっこいいですよね。それで5年で店長まで上り詰めたのはすごいですね。
Celeina:かなり早い昇進ですよね。
石川:そうですね。比較的早い方だと思います。
タカノ:レコードショップで働いていてよかったことはありますか?
石川:憧れのアーティストが来店されることもありますし、仕事を通してDJやライブのイベントに呼んでいただくこともあって、人との出会いが増えましたね。
タカノ:音楽好きの人が集まる場所ですから、交流が深まりそうですね。逆に大変なことはありますか?
石川:レコードは意外と重く、箱にいっぱい詰めると運ぶのが大変ですね。
タカノ:管理も大変そうですね。