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『花束みたいな恋をした』助監督の石井純がイベントに訪れ、3次会まで語り明かした
Celeina:そもそもこのイベントを立ち上げたきっかけは何だったんですか?
LEO:私は山形県出身で、18歳の時に上京してきたんですが、大学内に友達ができなくて。東京都内に友達がいないから、自分が好きな映画を武器にコミュニティを作ってみよう、友達を作ってみようと思ったのが始まりでした。1番最初は『コスプレイヤーワン』という、映画のコスプレで参加するパーティーをやったんですよ。そしたら100人くらいの方に集まっていただいて。
Celeina:すごいですね! その100人はどこで集めたんですか?
LEO:全てXですね。Instagramをやっていなくて、今も全てのイベントはXだけで募集しています。
Celeina:LEOさんの拡散力やプロデュース力をお裾分けいただきたいくらいですね。それはハッシュタグで広めたんですか? どういう投稿をしたら伸びたんでしょうか。
LEO:投稿というよりも、口コミで広がっていった印象がありますね。今まで映画好きの人たちって、孤立化していた部分があって。映画館に行っても、感想を語れる人がいないのって辛かったりもするじゃないですか。自分たちのイベントでは、その欲求が発散できるのかなと思います。
タカノ:たしかに映画館に行くと、2時間とか3時間、暗闇の中で没入するわけですよね。 だからやっぱり心に深く残り続けるというか、その感想を誰かと共有したいという気持ちはみんな持っている気がします。
LEO:映画館で映画を観終わった後だからこそ語りたいですよね。
Celeina:『レオファイトクラブ』を開催していて、心に残っている思い出やエピソードはありますか?
LEO:私が大好きな映画に『花束みたいな恋をした』という映画があるんですが、助監督の石井純さんがイベントに遊びに来てくださったんです。若い映画好きの方と一緒に語り合ったり、映画の制作秘話を話してくださったりしましたし、2次会や3次会にも来てくださったんです。3次会は、西武新宿駅前のマクドナルドの3階に15人くらいで集まって、フロアをほとんど貸し切るような状態で映画の話とか人生相談をしたんですが、すごく青春を感じました。みんなの憧れの映画の助監督さんとマクドナルドで終電まで語ったというのが幸せすぎて、忘れられないエピソードです。
タカノ:青春ですね!
Celeina:LEOさん、改めてすごいですね。映画好き界隈のフィクサーかもしれないです。イベントの口コミが広がって、監督自身が来てくれることになったんですか?
LEO:そうです。あとは実際に映画館に行って、「もし良かったら自分のイベント行きませんか?」と声をかけたりもします。
Celeina:ナンパみたいな……?
LEO:いい意味でストリートナンパですね(笑)。
Celeina:映画館に行った時、感極まっている人とか、熱い感想を話したそうな人がいたら、「感想会ありますけど……」みたいな感じで話しかけるんですか?
LEO:そうですね。
Celeina:行動力がすごいですね。