グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
9月8日は、番組からの推薦で、映画のトークイベントを主催するLEOさんが登場。『レオファイトクラブ』を主催してきた中で1番記憶に残っているエピソードや、映画をTSUTAYAでレンタルする理由などについて伺いました。
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映画好きが語り合えるイベント『レオファイトクラブ』を主催
タカノ(MC):今日は映画Tシャツを着てお越しくださいました。
LEO:これは北野武監督の映画『ソナチネ』のTシャツです。私も父親も北野武監督が好きで、プレゼントでいただきました。
Celeina(MC):かっこいいインパクトのあるTシャツですね。
タカノ:映画のトークイベントを主催されているということですが、どんなイベントなんでしょうか?
LEO:「洋画」「上半期ベスト映画」など、映画に関する色々なトークテーマのテーブルを作って、参加者の方に色々な卓に移動しながら語ってもらうイベントです。ただ、映画だけだと堅くなりすぎるので、「人生相談卓」や「恋愛相談卓」を作ったりして、みんながリアルな普段の悩みも相談できるようなコミュニティを作ろうと思って始めました。
タカノ:始めてからは結構長いんですか?
LEO:私が19歳の時に始めたのですが、それから7年間続いています。
タカノ:長いですね。定期的に開催しているんですか?
LEO:毎月60名以上の方に参加していただいて、動員数でいうと日本最大規模の映画ファンのイベントになると思います。
Celeina:すごいですね! そのイベントの名前が『レオファイトクラブ』なんですよね。こちらは映画のタイトルに由来しているんでしょうか。
LEO:皆さんが好きな映画『ファイト・クラブ』から名前を取っています。『ファイト・クラブ』は現実と虚構が入り交じる世界観を描いていると思うんですが、著名な映画監督も交えて、映画好きが60人以上集まってフラットに語り合う空間って、本当に現実の中の非現実のような空間だなと思い『レオファイトクラブ』と名前をつけました。映画以外の人生相談みたいな話についても、魂をぶつけ合って話せるようなイベントになっているかなと思います。
タカノ:映画は好きだけど、そこまで知識はない方でも参加OKでしょうか?
LEO:ウェルカムです。旅好きのブースを作ったりしていて、そこで旅について話し合った人と仲良くなって、一緒に旅行に行くほどの友達ができた方もいらっしゃいます。
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『花束みたいな恋をした』助監督の石井純がイベントに訪れ、3次会まで語り明かした
Celeina:そもそもこのイベントを立ち上げたきっかけは何だったんですか?
LEO:私は山形県出身で、18歳の時に上京してきたんですが、大学内に友達ができなくて。東京都内に友達がいないから、自分が好きな映画を武器にコミュニティを作ってみよう、友達を作ってみようと思ったのが始まりでした。1番最初は『コスプレイヤーワン』という、映画のコスプレで参加するパーティーをやったんですよ。そしたら100人くらいの方に集まっていただいて。
Celeina:すごいですね! その100人はどこで集めたんですか?
LEO:全てXですね。Instagramをやっていなくて、今も全てのイベントはXだけで募集しています。
Celeina:LEOさんの拡散力やプロデュース力をお裾分けいただきたいくらいですね。それはハッシュタグで広めたんですか? どういう投稿をしたら伸びたんでしょうか。
LEO:投稿というよりも、口コミで広がっていった印象がありますね。今まで映画好きの人たちって、孤立化していた部分があって。映画館に行っても、感想を語れる人がいないのって辛かったりもするじゃないですか。自分たちのイベントでは、その欲求が発散できるのかなと思います。
タカノ:たしかに映画館に行くと、2時間とか3時間、暗闇の中で没入するわけですよね。 だからやっぱり心に深く残り続けるというか、その感想を誰かと共有したいという気持ちはみんな持っている気がします。
LEO:映画館で映画を観終わった後だからこそ語りたいですよね。
Celeina:『レオファイトクラブ』を開催していて、心に残っている思い出やエピソードはありますか?
LEO:私が大好きな映画に『花束みたいな恋をした』という映画があるんですが、助監督の石井純さんがイベントに遊びに来てくださったんです。若い映画好きの方と一緒に語り合ったり、映画の制作秘話を話してくださったりしましたし、2次会や3次会にも来てくださったんです。3次会は、西武新宿駅前のマクドナルドの3階に15人くらいで集まって、フロアをほとんど貸し切るような状態で映画の話とか人生相談をしたんですが、すごく青春を感じました。みんなの憧れの映画の助監督さんとマクドナルドで終電まで語ったというのが幸せすぎて、忘れられないエピソードです。
タカノ:青春ですね!
Celeina:LEOさん、改めてすごいですね。映画好き界隈のフィクサーかもしれないです。イベントの口コミが広がって、監督自身が来てくれることになったんですか?
LEO:そうです。あとは実際に映画館に行って、「もし良かったら自分のイベント行きませんか?」と声をかけたりもします。
Celeina:ナンパみたいな……?
LEO:いい意味でストリートナンパですね(笑)。
Celeina:映画館に行った時、感極まっている人とか、熱い感想を話したそうな人がいたら、「感想会ありますけど……」みたいな感じで話しかけるんですか?
LEO:そうですね。
Celeina:行動力がすごいですね。