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NEWS EVENT SPECIAL SERIES

「電撃ネットワーク」の今日元気は、初代リーダー・南部虎弾の遺骨と共に舞台に立つ

2025.10.1

#OTHER

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。

9月4日は、パフォーマンス集団「電撃ネットワーク」への加入を目指す池changさんからの紹介で、「電撃ネットワーク」の2代目リーダー・今日元気さんが登場。加入のきっかけや初代・南部虎弾さんとの思い出、憧れのRIZEとの共演経験などについて伺いました。

突然ユニフォームの赤いツナギを手渡されて、「電撃ネットワーク」に加入

Celeina(MC):今日は、いつもステージに立たれているときの姿でお越しいただいています。

今日:皆さんに不審者が入ったと言われちゃいけないんで、衣装も着て、眼鏡も髪型もちゃんとわかるようにしてきました。映らないんですけどね。

タカノ(MC):ありがとうございます(笑)。元気さんは2代目リーダーということですが、髪型は初代リーダーの南部さんのヘアスタイルですよね。

今日:そうですね。ただ、「2代目リーダー」というのは自分では1回も名乗ったことがないんです。

タカノ:そうなんですね! でも、公式にリーダーということで合っていますか?

今日:やっぱり髪型がこうなので、色々なメディアさんが「2代目リーダー」とおっしゃってくださるんですよ。でも、大体、映画とかもグループも2代目は失敗するんですよ。

タカノ:いやいや、そんなことないですよ。僕は『ダイ・ハード2』とか結構好きですよ(笑)。

Celeina:改めてご紹介させていただきますが、元気さんは、過激なパフォーマンスが国内はもちろん海外でも人気の「電撃ネットワーク」に2015年に加入されたということです。

今日:もう10年ぐらいになりますね。

Celeina:加入には、どんな経緯があったんですか?

今日:僕は2014、5年ぐらいに東京に出てきて、役者として舞台などに出ていたんですよ。そのときの打ち上げに南部さんがいらっしゃって、「君、明日飲みに行こう」と誘われて。それで居酒屋で乾杯する前に、「君は台本読むタイプじゃないよ」と言われて、机の下から赤いツナギを渡されたんです。当時のユニフォームですね。「へっ?」と思っていたら、「今週の金曜日、早速仕事だから」と言われて。「あ、わかりました」みたいな感じで、その日は終電で解散したんです。

そうしたら、夜中の2時3時ごろに、電話がかかってきて「爆竹とかロケット花火は持ってる?」と言われて(笑)。「ドン・キホーテとか花火屋さんを見て、買って持っていきます」と答えて、そこから始まりました。その金曜日に初仕事で、次は、次は、次はでズルズル10年続いている感じです。

Celeina:衝撃のスタートですけれども。

タカノ:でも南部さんは元気さんにお会いして、もう「この人なら」とビビっと来たんでしょうね。

今日:どうなんですかね、そこは未だにわからないです。

Celeina:しかも、加入する前は「電撃ネットワーク」についてあまり知らなかったんですよね?

今日:知らなかったです。今も昔も多分変わらないと思うんですけど、やっぱり親が子供にあまり見せたくないんですよね。

タカノ:パフォーマンスの内容がなかなか過激ですからね。

今日:それで、親にあまり見させてもらえなかったというのが正直あります。

タカノ:この場では、「爆竹」「ロケット花火」というワードだけで皆さん察していただければ。

今日:はい、花火師です。

Celeina:すごい語弊がありますよね(笑)。

今日:ちゃんと、安全第一でやっていますから。

「南部さんに褒められたい」という気持ちが原動力

タカノ:「電撃ネットワーク」での活動はもう10年目ということですけれども、やっぱり続けてこられたのは南部さんの存在は大きいですか?

今日:大きいですね。今も胸に遺骨を持って一緒にステージに立っています。「電撃ネットワーク」に入ってから、南部さんに褒められたことがなくて。理不尽なことも多かったんですが、「いつか褒められたいな」という気持ちでずっと続けてこられた感じがありますね。

タカノ:南部さんとの会話の中で何か覚えていることや、印象に残っている出来事などはありますか?

今日:会話で覚えているわけではないんですが、「この人、やっぱりおかしいな」と思ったことがあって。南部さんがGUCCIの財布を持っていたんですが、「元気、財布持っといてくれ」と言われて持たせてもらったら、財布にマッキーで「オストリッチ」って書いてあったんですよ。「南部さん、どういうことですか、これGUCCIですよね?」と聞いたら、「これオストリッチだよ」と言われて。もう訳わからないじゃないですか(笑)。「マッキーでオストリッチって書いてますけど、財布GUCCIですよ」と言ったら、「まあ、そういうことだよ」と返されたので、訳がわからんことを理解して受け入れるしかないんだな、というのはすごく感じました。だって、そもそもこの髪型もおかしいじゃないですか。

タカノ:確かに、すごいインパクトですよね。

今日:親父ギャグとかもよく言っていて。とにかく、そういう訳のわからない方でした。

タカノ:こちらはすごく意味を考えてしまうけれど、もしかしたらそれ自体、何か感覚的なセンスというか、そういうものなのかもしれないですよね。貴重なお話でした。

Celeina:そして「電撃ネットワーク」といえば、新たに女性のメンバーが加入されたことも話題です。

今日:ありがたいことに、2025年の4月から「ミス東スポ2024」の幕田みゆという子が入ってくれたんですよ。

Celeina:女性メンバーは幕田さんが初ですか?

今日:そうですね。南部さんのときから時々いるタイミングはあったんですが、全員1回で辞めるか、音信不通になっていたので。彼女は今のところまだ残ってくれている感じですね。

タカノ:メンバーの皆さんで飲みに行かれたりもするんですか?

今日:全然ないですね。メンバーを集めることはございません。

タカノ:そうなんですか! そこは結構ビジネスライクなご関係なんですね。

今日:若手の方は年も近いので割と仲が良いんですけれど、先代の南部さんと一緒にいたギュウゾウとダンナ小柳はもう60歳近いので。それぞれ家庭もありますし、仕事以外ではそんなに集まらないですね。

Celeina:ストイックですね。

CorneliusやKEN ISHII、憧れのRIZEとも共演

Celeina:普段から色々なイベントにご出演されている「電撃ネットワーク」ですが、最近音楽ライブでのパフォーマンスをされたと伺っています。

今日:7月に、渋谷のSpotify O-EASTで開催された、ブライアン・バートンルイスが日本を離れる前の『Bye-Bye Bryan』というパーティーに出させてもらいました。

Celeina:CorneliusやRIZE、KEN ISHIIさんなどと共演されたんですよね。ここでは、どういったパフォーマンスをされたんでしょうか?

今日:いつも通りですね。いつも通りなんですが、やっぱりそこで「駄目だよ」と言われたことも、いつもよりは過激にやっちゃうというのはありますね。

タカノ:なるほど(笑)。お客さんの反応はどんな感じでしたか?

今日:「やっぱり電撃だな、錆びていないな」ということは言っていただけたかなと思います。物販は全然売れなかったですけどね。

タカノ:イメージとして、CorneliusとかKEN ISHIIさんとかとあまり結びつかないというのはあるかもしれないですよね。

Celeina:他の出演者の方たちとは楽屋でお話しとかされました?

今日:僕は小学校、中学校のときからRIZEさんをよく聞いていたので、すぐ楽屋に行ってご挨拶させてもらいました。そうしたら(RIZEの)JESSEさんや金子ノブアキさんも「いやあ、南部さんにはもうずっとお世話になっていて」とか、「髪型を継いでくれているのは、俺たちも嬉しいよ」なんて話はさせてもらいましたね。

タカノ:熱いですね! 最後に、今後の予定について聞かせてください。

今日:最初にも言ったんですが、やっぱり2代目ってなかなか売れないんですよ。だから早めに代を更新したいと思っていて。随時新メンバーを募集しているので、沢山入ってもらって、3代目、4代目とどんどん引き継げるようにしようと思っています。あとは、僕たちは色々と営業に行ったりしているんですが、こういうメディアの出演機会も増えたらいいなと思うので、募集しております。若い力が欲しいので。  

それと、私事なんですけれど、東京に来てからずっとお世話になっている方と、stand.fmというアプリでラジオもやっているんですよ。よかったら皆さん聞いてください。

タカノ:詳しくは、元気さんのSNSなどチェックしていただければと思います。

Celeina:「FIST BUMP」、今日は「電撃ネットワーク」の2代目リーダー・今日元気さんをお迎えしました。ありがとうございました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann

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