グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
9月1日は、番組からの推薦で、中野区の野方にある古着屋「吊り橋ピュン」店主のヒグチサトルさんが登場。「吊り橋ピュン」に置いているTシャツのラインナップや、店を始めたきっかけなどについて伺いました。
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他の古着屋では見られないようなデザインのTシャツが勢揃い
タカノ(MC):ヒグチさんには、番組で何度もお世話になっています。先日、Celeinaさんがお休みだった8月5日(火)の『GRAND MARQUEE』では、ヒグチさんに突撃取材をさせていただいたりもしました。
Celeina(MC):私とタカノさんも、今日は「吊り橋ピュン」コーデにしてきました。タカノさんがお土産として買ってきてくれた、タイダイ柄のセーラームーンのUSオフィシャルのTシャツを着させていただいています。
ヒグチ:素敵に着ていただいてありがとうございます。
タカノ:僕は、エメラルドグリーンのウォークマンのTシャツを着ています。「こんなのもあるんだ!」と興奮して買ってしまいました。「吊り橋ピュン」は、アーティストのXiangyuちゃんもお気に入りのお店なんだそうですね。
Celeina:Xiangyuさんが「企業Tシャツ」を買ったお店として紹介していらっしゃいましたね。今日はサトルさんにスタジオにお越しいただいているので、改めて「吊り橋ピュン」について伺えればと思いますが、お店では主にTシャツを取り扱っているんですよね?
ヒグチ:そうですね。パンツやアウターなど、他にも色々置いているんですが、Tシャツの取り扱いが圧倒的に多いですね。
タカノ:僕が行った時は、本当にTシャツが山盛りでした。
ヒグチ:いつも山盛りですね。
Celeina:「セレクトがヤバい」と聞いているんですが、どういったアイテムを取り扱っているんでしょうか? 私が今着ている、このセーラームーンのタイダイ柄Tシャツも他では見たことがないですが、こういった一点物がたくさん揃っている感じですか?
ヒグチ:そうですね。他にはないようなものを探してきているので、一点物が多いと思います。
タカノ:お店を色々見せていただきましたが、1990年代のサブカル雑誌をめくっているような感覚がしました。
Celeina:陳列にもこだわっていたりするんですか?
ヒグチ:いや、特にないんですよ。何となくざっくりですね。
タカノ:僕が行った時は、サトルさんとお話しをしながらTシャツを選ばせていただきました。こういうのありますか?」とか、相談にも乗っていただきましたね。平積みになっているから、ディグるのが大変であり楽しいんですよ。サトルさんはラインナップを全て把握されているんですか?
ヒグチ:だいたい把握していますね。
Celeina:今はどういうラインナップが多めですか?
ヒグチ:映画もの、音楽もの、タレントもの、アニメものとか色々なジャンルがあります。
タカノ:今お店の中にあるもので、おすすめのTシャツはありますか?
ヒグチ:お気に入りが結構売れてしまったので、また買い付けに行こうかなと考えているところです。
Celeina:Instagramを拝見すると、Tシャツの写真がたくさん上がっていますよね。新しい投稿は、銀杏BOYZの2000’sのTシャツですね。
ヒグチ:2007年のものですね。
Celeina:Tシャツの画像を見ただけで年代がわかるんですね! 私が画像をお見せするので、解説していただけますか? こちらは?
ヒグチ:アル・ヤンコビック(Al Yankovic)というパロディ音楽を作っていたアーティストのTシャツですね。スターウォーズのパロディをやった時に作られたTシャツです。
タカノ:『遊☆戯☆王』のTシャツもありますし、「ゲータレード」のTシャツもありますね。「コカ・コーラ」じゃなくて、「ゲータレード」というところが「吊り橋ピュン」センスですね!
ヒグチ:でも、この間はヘブライ語のコカ・コーラのTシャツを置いていました。ちょっと変わったデザインのTシャツがやっぱり多いです。
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日本で生まれたTシャツを海外で見つけて買い付けることも
タカノ:今日は何のTシャツを着ていらっしゃるんですか?
ヒグチ:今日はぴちょんくんのTシャツを着ています。今日友達の店で買ってきたんですよ。
Celeina:ぴちょんくんはダイキン工業株式会社のオリジナルキャラクターですね。
タカノ:なかなかないデザインですよね(笑)。可愛いです。
Celeina:買い付けも定期的に行かれるんですか?
ヒグチ:明日からまた東南アジアの方に行ってきます。
Celeina:せっかくヒグチさんが買い付けに行かれるということで、タカノさんが探しているTシャツをお願いしておいた方がいいんじゃないですか?
タカノ:僕は、海外とかで個人の方がメモリアル用に作ったTシャツを集めているんです。知らない方の家族写真とかがプリントアウトされていたりするTシャツなんですが、そういうものって買い付けの時に見かけたりしますか?
ヒグチ:結構ありますね。やっぱりみんなそういうものを手放しちゃいがちなんで。
タカノ:あるんですね! 手放されたという事実が悲しいですよね。
ヒグチ:学校のクラスTとかも結構あったりするんです。 みんな手放しちゃうんだなと思って、複雑な気持ちになります。
タカノ:でも、日本で生まれたTシャツが海外に回って、海外で買い付けされることもあるんですよね。
ヒグチ:そうですね、逆輸入みたいな。
タカノ:あと、フェスTシャツってあったりしますか? 海外の『クロッケンフラップ(Clockenflap)』とか、日本でも昔の『フジロック(FUJI ROCK FESTIVAL)』のものとか。
ヒグチ:それで言うと、『サマーソニック(SUMMER SONIC)』のTシャツとかは結構ありますね。
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「吊り橋ピュン」を始めたのは、「中野ロープウェイ」店主・イトウさんとの出会いがきっかけ
Celeina:「吊り橋ピュン」のオープンが2020年で、今年で5年目を迎えられました。お店を開くきっかけの1つに推し活があったそうですが、何があったんでしょうか?
ヒグチ:自分は「BELLRING少女ハート」というアイドルグループを推していたんですが、推し活の中で色々な人と出会ったりして。それで気がついたら、古着屋を営むようになってしまったんです。
Celeina:今「BELLRING少女ハート」の音楽がBGMで流れていますね。ちなみに、推し活から古着屋を開くまでの間には、一体何があったんですか?
ヒグチ:アイドルオタク活動に専念していた中で、「中野ロープウェイ」というお店をやっているイトウさんという方に出会ったんです。イトウさんとは一緒にバンドをやっていて、よくサウナに行っていたんですが、サウナに入っている時に、「サトル、人生1度きりだから、何か好きなことをやった方がいいよ」と言われて。「お前、古着詳しいから古着屋やれ」と言われたんです。
イトウさんはもともと東南アジアへ買い付けに行っていたので、「東南アジアはバンドTシャツが安いから一緒に行こうよ」と言われて、一緒に行ったんです。そしたら、めちゃくちゃ高くて。「話が違う」と思ったんですけど、他にも面白いものがいっぱいあったし、古着のTシャツとかヴィンテージものを販売できたら面白いかなと思って始めました。
タカノ:イトウさんの存在が大きかったんですね。
ヒグチ:そうですね。本当に色々教えてもらっています。
Celeina:推し活が「吊り橋ピュン」の根っこにあるということは、自分の推し活をするために「吊り橋ピュン」に行って、アイテムを見つけたりするのも楽しいかもしれないですね。
タカノ:そういう目的のお客さんも多いですか?
ヒグチ:そうですね。「好きなバンドのTシャツありますか?」と聞かれることは結構あります。
タカノ:1990年代のTシャツの取り扱いが多い印象があるんですが、いかがですか?
ヒグチ:1990年代あたりがやっぱりすごく好きで、めちゃくちゃ影響を受けているので、どうしても多くなってしまいますね。
タカノ:1990年代のビジュアル系バンドのTシャツとか、「当時すごく好きだったけど、なかなか今は手に入らない」みたいなものが「吊り橋ピュン」に行ったら出会えるかもしれません。
Celeina:お店に行かれた際は、ヒグチさんとのお喋りも楽しんでいただいて、Tシャツをセレクトしていただきたいですね。さあ、「FIST BUMP」はグータッチで繋ぐ友達の輪ということで、明日スタジオにお越しいただくお友達を紹介してもらっています。ヒグチさんがご紹介してくださるのは、どんな方でしょうか?
ヒグチ:画家でアーティストの久喜ようたくんです。
タカノ:どんな繋がりですか?
ヒグチ:たまたまお店に迷い込んできた人なんですが、絵を描いているみたいな話を聞いて、そこから仲良くなった方です。
タカノ:いいですね。古着屋さんでありながら、人が集まってきて繋がれるような場所でもあるんですね。
ヒグチ:そういう側面もありますね。
Celeina:いいですね。明日は久喜ようたさんに繋ぎたいと思います。「FIST BUMP」、今日お越しいただいたのは、古着屋「吊り橋ピュン」店主のヒグチサトルさんでした。ありがとうございました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann