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「山田荘」で暮らすアーティスト同士でのコラボレーションも
Celeina:「山田荘」にはどんな方が住まれているんですか?
山本:若い単身の方が多いです。オランダ人の染色アーティストとか、キャラクターフィギュアの原型師の子、あとは劇場のスタッフをしている子とか、そういう方たちですね。
タカノ:部屋に空きはあるんでしょうか?
山本:はい、ちょうど8月から空きが1部屋だけ出ています。
タカノ:事務所のような使い方もできるのでしょうか?
山本:もちろんです。今は編集者の方が事務所として使っていますし、これまでも、アーティストがアトリエとして借りてくださったりしていたんです。色んな方が色んな使い方をしていますよ。
タカノ:作家さんだったら、執筆部屋みたいな感じで使ったりもできそうですね。
山本:家の中だと家族の関係とか、あとは作品制作に絵の具を使うと臭いが出ちゃうとか、どうしても色々ありますよね。それで、家や既存の施設ではどうもはまらなかったという人が「見つけた」みたいな感じでここに来てくれることが多いです。
タカノ:住んでいる方の間で、コラボとかも生まれそうですね。
山本:そうですね。実際に、アーティスト同士のコラボレーションでワークショップを開催したり、作品を発表したり、色々な機会も生まれています。

Celeina:そういうコラボレーションやコミュニケーションをもっとしてもらうために、山本さんから働きかけられていることはありますか?
山本:色んな人と人を引き合わせて紹介することは、普段からよくやっています。あとは、なるべく「やりたい」と言われたことに制限をかけないということも意識していますね。
Celeina:ちなみに、楽器はOKですか?
山本:楽器は、全部はOKではないんですが、すごく爆音とかじゃなければ大丈夫です。アコースティックとかはOKにしています。
タカノ:Celeinaさん、住もうとしていますか?
Celeina:ペットは可ですか?
山本:過去に、ワンちゃんと猫ちゃんを一時的に飼っている子がいました。ただ、猫ちゃんのときは僕が面会を求めましたね。
Celeina:なるほど、猫ちゃんの性格などを確認されたんですね。
山本:結局その住人は、仕事に行くときにシェアスペースの「くすのき荘」に猫を預けて、帰ってくるときにピックアップして「山田荘」に帰るというサイクルで暮らしていました。
Celeina:素敵ですね!
タカノ:Celeinaさん、8月から空きが出るそうですよ(笑)。でも、すごく色々な想像ができますね。僕も執筆部屋とかにすごく良さそうだなと思ったし、色んな方の色んな需要がありそうですよね。