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エチオピアの難民の方の行政の手続きなどを支援しつつ、交流会も開催
タカノ:エチオピアの方々について、日本ではあまり知られていない部分が多いと思います。文化や生活習慣など、驚かれたことはありますか?
滝:私自身、それまでアフリカの文化やアフリカ出身の友人が少なかったため、まずは知りたいという気持ちがあったのですが、驚くようなことは特にありませんでした。ご近所付き合いや助け合いを大切にしており、難民の方々を支えたり、日本人に対しても、家族のような温かさで接してくれたりする方が多いです。
タカノ:温かい心遣いですね。大切なことだと思います。
Celeina:実際に、現在エチオピア人の方々とどのような活動をされていますか?
滝:ここ数年の紛争の影響で難民の方が増えており、申請手続きや在留資格の問題など、行政の手続きが分からない方も多いため、弁護士を紹介したり、一緒に申請に取り組んだりしています。また、楽しいこととしては、年に3回ほどエチオピア文化交流会を開催しています。次回は9月に予定しており、エチオピアの新年にあたります。実りの時期ということで、収穫祭のような意味合いを持つ行事です。
タカノ:一般の方も参加できるイベントですか?
滝:どなたでもご参加いただけます。「アデイアベバ・エチオピア協会」と検索していただければ情報が出てくるかと思います。
Celeina:イベントではお食事が楽しめたりするのですか?
滝:はい。エチオピアの主食は「インジェラ」というパンのようなものなんですが、やや酸味があり、比較的さっぱりしていて食べやすい料理です。それを手で食べるのが一般的なんです。
Celeina:「テフ」という穀物を使うそうですが、米に近い食感ですか?
滝:米とは少し異なります。日本ではテフが手に入りにくいため、米粉を混ぜて作っているようです。移住先でのこうした工夫も非常に興味深いです。
Celeina:カルチャーがミックスされるということなんですね。
タカノ:「アデイアベバ・エチオピア協会」と検索して、ぜひチェックしてみてください。