INDEX
犬が選んだ、思わぬ形の出会いに憧れる
Celeina: 『台湾「ワン」ダフルライフ』には、色々なエピソードがつづられているんですよね。Kanbinさんのお友達が出会ったワンちゃんのことや、ワンちゃんと暮らすようになったいきさつなど、本当にほっこりするようなお話が詰まっているんですけれど、中でも忘れられないワンちゃんとの出会いはありますか?
Kanbin:今挙げていただいたエピソードは、どれも本当に印象的ですね。犬は犬で勝手にやっているので、人間が自分の意思を挟まないで、思わぬ形で犬と出会っちゃうんですよ。本の中には、ある日突然、急に犬が職場に来たみたいなお話が多く載っています。そういう「思わぬ形で出会っちゃう」系のエピソードが1番うらやましいな、というのはずっと思っていました。
Celeina: 分かるかも。何か、運命を感じますよね。
Kanbin:そう、運命なんですよ。みんな葛藤がありながらも、そのまま飼う、というのが。
Celeina: 私はこの週末に中国に行っていたんですが、上海で私がライブした会場をアテンドしてくださった方の会社には、たまたまオフィスに入り込んできちゃった猫ちゃんがいて、そのままお世話している、というお話を伺いました。犬じゃなくて猫ちゃんなんですけれども、それも運命ですよね。
Kanbin:ワンちゃんや猫ちゃんの方から、「そこがいい」って言って選んで来ちゃうんですよね。それで人間の方も世話しちゃうみたいな。
タカノ:人間だけでなく、犬の側からも矢印が来ているから、両方から矢印が向いた結果一緒に暮らすことになるというのは、一方通行ではない感じがすごく良いですね。