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フラワースタイリストチーム「花泥棒」は、異素材を取り入れ強い印象のある作品を作る

2025.5.10

#ART

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4月3日は、ニューウェーブデコトラ屋台「バック・トゥ・ザ・焼酎」主宰の木田圭度さんからの紹介で、正体不明のフラワースタイリストチーム「花泥棒」の花ちゃんさんが登場。さまざまな業種の人が集まった「花泥棒」の活動内容のほか、夜の街に屋台を出す「ストリート花屋」についても伺いました。

「花泥棒」はフラワーアーティストとストリート花屋の二刀流

Celeina(MC):「花泥棒」は正体不明のチームということで、ボイスチェンジャーを使用してご出演いただいています。「花泥棒」は、約5年前からさまざまな業種の方々が集まり活動されているとのことですが、具体的にはどのようなことをされているのでしょうか?

花ちゃん:活動は大きく分けて2つあります。1つ目は、フラワースタイリスト / アーティストとして、花や植物を使って空間の装飾、生け込み、撮影用、広告用のプロップの制作で、2つ目は夜の街にゲリラ的に花の屋台を出し、ストリート花屋として花を販売する活動です。

タカノ(MC):ストリート花屋さんというアイデアはすごくいいですね。

Celeina:どんな形でやっていらっしゃるんですか?

花ちゃん:街の道端に小さな屋台を立てて、そこに花を並べて、道行く方々に花屋台を見てもらうスタイルですね。

Celeina:とても素敵ですね。Instagramも拝見しましたが、スニーカーに花を生けた作品などを制作されているほか、ドラマ『ゴールデンカムイ』の開幕イベントで空間装飾を担当されるなど、本格的なお仕事をされている印象を受けました。クライアントワークで大切にしていることはありますか?

花ちゃん:クライアントワークでは、アーティストというよりスタイリストという意識で、お客様が求めている雰囲気をきちんと汲み取って、それを花で表現することを大切にしています。その上で、「花泥棒」らしいエッセンスをどこまで加えられるか、ちょうどいいバランスを目指しています。

タカノ:「花泥棒」は正体不明ということで、チームの編成も明かされていないのですか?

花ちゃん:そうですね。主にフラワーアーティストやスタイリストが中心ですが、カメラマンやグラフィックデザイナーなど、色々な分野の人が集まって活動しています。中にはイベントや飲み会だけ参加する人もいて(笑)。あえてはっきり決めずに、ゆるやかにまとまっているチームです。

タカノ:ヒップホップのクルーみたいに流動的な感じですね。

花以外の異素材など、色々なものをマッシュアップさせるのが「花泥棒」らしさ

Celeina:その自由な雰囲気がストリートカルチャーと繋がっているように感じます。「花泥棒」らしさというのは、言葉で表すとどんなものでしょうか?

花ちゃん:花以外の異素材を取り入れたり、可愛い花の中にいかつい花を入れてみたり、色々なものをマッシュアップさせたいという思いが強いです。また、チーム全体でストリートカルチャーが好きなので、そのエッセンスを花の表現に落とし込んで、強い印象を残すような作品にしたいと思っています。

タカノ:やはりヒップホップ的な要素を感じますね。

Celeina:作品を見ると、色々な種類の花が1つにまとまっていたり、スニーカーや中華のテイクアウトボックス、スケートボードなどと一緒にスタイリングされていたりして、とても印象的です。今日はスタジオにも花束をお持ちいただいています。

タカノ:新聞紙で包まれた花束です。

Celeina:この新聞、「花泥棒」と書かれていますね。これはオリジナルなんですか?

花ちゃん:はい。花を購入してくださった方へのラッピング用に、オリジナルで『日本泥棒新聞』という新聞を作っています。表が『日本泥棒新聞』、裏がスポーツ新聞のパロディで『日刊泥棒』という構成になっていて、ラッピングペーパーとして使用しています。

Celeina:細かいところまでクリエイティブで素敵ですね。

タカノ:内容も読んでみたくなりますね。

Celeina:海外の花屋さんでは、新聞紙で花を包んだ写真がSNSでよく見られますが、そういったイメージで作られたんですか?

花ちゃん:実はそういう影響ではなくて、花の仕事をしていると古新聞を使う作業が多いんです。それで見ているうちに「自分たちで作ったら面白いよね」という話になって、文章や構成を作れるクルーがいたので実現しました。

Celeina:新聞は映えのためではなく必需品だったんですね。

タカノ:多才な人が揃っているのは、こういった部分でも面白いですね。

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