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「バック・トゥ・ザ・焼酎」主宰の木田圭度は、デコバンで東京各所に現れ酒を振る舞う

2025.4.25

#OTHER

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。

4月2日は、出張料理人 / 現代美食家のソウダルアさんのからの紹介で、ニューウェーブデコトラ屋台「バック・トゥ・ザ・焼酎」主宰の木田圭度さんが登場。よく訪れる街や、「バック・トゥ・ザ・焼酎」の活動を始めたきっかけなどについて伺いました。

デコバンで都内の路上に現れ、お酒を振る舞う「バック・トゥ・ザ・焼酎」を実施

Celeina(MC):木田さんは「バック・トゥ・ザ・焼酎」と名付け、居酒屋仕様にデコレーションした、デコトラならぬ「デコバン」で、都内近郊やイベントに出没されているとのことですが。

タカノ(MC):神出鬼没なんですよね?

木田:そうですね。基本的には、東京の路上に車を停めて音を出して、みんなにお酒を振る舞ってフリーパーティーをする、というのが基本的な活動です。

Celeina:このデコバンなんですけれども、ワンボックスカーの天井部分に、昭和感あふれるスナックの看板がたくさんついています。

木田:スナック、居酒屋、ラーメン屋とか、その辺の横丁にありそうなお店の看板をつけています。

タカノ:昭和×サイバーみたいなかっこよさがありますね。なぜこれを作ろうと思ったんですか?

木田:自分の好きなものをつめ込んだらこうなっちゃった、という一言に尽きますね。お酒が好きなので居酒屋に飲みに行く。その後スナックに行ってカラオケを歌う。そしてラーメンを食って締める、みたいな一連の流れを落とし込んだのがこのデコバンという感じです。

タカノ:いいなー! 街中でこのデコバンに会いたいです。

Celeina:どの辺りに出没しているんですか?

木田:色んな街に行ったんですけど、やりやすいなと落ち着いているのが、吉祥寺と高円寺の駅前ですね。

タカノ:雰囲気が合いますね!

木田:ガード下とか、ああいった場所に落ち着いています。

『バーニングマン』で見たアートカーに影響を受けデコバンの制作を始めた

タカノ:始めるきっかけは何だったんですか?

木田:すごく色々な理由があるんですけど、1番でかいのはアメリカの『バーニングマン(Burning Man)』というイベントに行ったことです。2008年、2009年と遊びに行っていて、その後、2014年にアフリカ版の『アフリカバーン(Afrika Burn)』にも遊びに行ったんですよ。その頃、自分が29、30歳くらいで「俺もそろそろ大人になったな、何かしようかな」と考えていたところ、思いつきました。

タカノ:アフリカ版の『バーニングマン』で実際に屋台とかを見てインスパイアされたんでしょうか?

木田:『バーニングマン』って、アートカーみたいなものが走っているんです。火を噴く車とか、色々な人たちが自分たちで奇抜な車を作っているんですよ。

タカノ:『マッドマックス』(原題:Mad Max)みたいな?

木田:まさにマッドマックスみたいな車を作っている人がいて、そういったものに影響を受けて、「俺もやりたいな」と思ったんだと思います。

Celeina:なるほど。昭和感も漂っていますが、それも何か思いがあったんですか?

木田:昭和のああいう雰囲気というか、デタラメ感がめっちゃ好きで。映画や漫画も古いものが好きなので、多分そういうことがやりたかったんだと思います。

タカノ:昭和の横丁の猥雑感は、いい意味でアイコニックですよね。このデコバンはどれくらいの期間をかけて作ったんですか?

木田:デコバンを作ろうと思いついたのが『アフリカバーン』に行った2014年あたりで、完成したのが2021年の秋くらいです。

Celeina:結構時間がかかったんですね。

木田:看板を集めるのがすごく大変で、7年間のうち6年半ぐらいはメルカリとヤフオクに張りついている感じでした。

タカノ:看板ってメルカリとヤフオクに出品されているんですか!

木田:「昭和 スナック 看板」で検索して、6年半くらい家の布団の中でバーって探していましたね。

Celeina:このデコバンって総額いくらくらいかかっているんですか?

木田:計算したことはないんですけど、材料費で言うとそんなにかかっていないと思います。車も30万円くらいだし、全部で200万かかっていないくらいですかね。でもやっぱり維持費がかかります。材料費200万円のうち、その車で稼いだのは今のところ多分15万円くらいだと思います。

タカノ:なるほど。仕事という感じではなく、活動としてやっている感じでしょうか?

木田:いや、仕事になると思ったんですよ(笑)。 2021年の秋に出来上がった瞬間に「これやべえぞ」と。でも街に出たら、僕の接客が駄目なのかもしれないですけど、全然稼いだりはできなくて。お金稼ぎはもう諦めていて、今は完全に遊びに振り切っています。

タカノ:アート活動みたいなものですよね。

木田:そうですね。路上でのパフォーマンスとか、そういう現象としてやっている感じです。

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