グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
3月18日は、株式会社ポムの代表の川浦敦也さんからの紹介で、西荻窪にある「食堂ごゆるり」のオーナーの真崎里砂さんが登場。その日だけの「一生に一度のひとさら」を提供する「食堂ごゆるり」のこだわりについてのほか、お店を開いたきっかけや、「献立メンタープログラム」の活動についても伺いました。
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「食堂ごゆるり」では一生に一度のひとさらを提供する
Celeina(MC):真崎さんがオーナーを務める西荻窪の「食堂ごゆるり」について、どのような食堂なのかご紹介いただけますか?
真崎:「食堂ごゆるり」は、土曜日のみ営業している予約制の食堂です。ご予約いただいたお客様全員に、事前にアンケートにご回答いただきます。そこで好きな食べ物や、そのときの体調、好きな色などをお伺いし、その日にいらっしゃる皆様の要素をギュッと詰め込んだ、その日だけの「一生に一度のひとさら」を提供しています。

Celeina:予約されたお客様は、それぞれの好みが反映された同じ料理を召し上がる、ということですね。
真崎:そうです。各々の好みが詰まったひとさらが完成します。自分だけでなく、同じ空間にいるお客様それぞれの想いが込められた料理を楽しんでいただくことを目的としています。
Celeina:なんと、本日は私たちも「食堂ごゆるり」の事前アンケートに回答し、それに合わせてお弁当を作っていただきました。彩り鮮やかで、お店ではワンプレートとして提供される料理を、本日もボウルに詰めてご用意していただきました。
タカノ(MC):とても可愛らしいですね。
Celeina:メニューも手書きで用意されていますね。
真崎:はい。手書きのメニューカードを皆様にお渡ししています。本日もお2人の分をご用意しました。
タカノ:これは嬉しいですね。
Celeina:目でも楽しめますね。メニューの紹介をお願いできますか?
真崎:お2人にアンケートでご回答いただいた、それぞれの好みや本日食べたいものを取り入れました。Celeinaさんは彩り豊かな料理を希望され、タカノさんは花粉症に悩まされているとのことでしたので、体調を整える食材を中心にしています。
具体的には、タカノさんが麻婆豆腐を希望され、Celeinaさんはナスがお好きとのことでしたので、麻婆茄子豆腐として提供しました。また、お腹の調子を整えるキノコを味噌炒めにし、彩りのために紫色のアーリーレッドを加えました。さらに、タカノさんは餃子が好きで、Celeinaさんはエスニック料理が好きと書かれていましたので、餃子の兄弟ということでシュウマイにパクチーを添えました。また、Celeinaさんはお餅や大福が好きとのことでしたので、モチモチのジャガイモガレットを加えました。その他にも春らしい彩りの食材を取り入れています。
タカノ:ありがとうございます! (実際に食べて)とても美味しいですね。

真崎:麻婆豆腐には生姜を効かせており、代謝を促す効果も期待できます。
タカノ:ナスが柔らかくて優しい味なんですが、後から生姜やスパイスの風味がふわっと広がる2段階の味わいが楽しめます。
Celeina:私がいただいたエスニックシュウマイは、中身がぎっしり詰まっていて、シャキシャキとした食感の野菜が入っていますね。
真崎:レンコンを使用しています。
Celeina:レンコンの歯ごたえが楽しく、今までに食べたことのないシュウマイです。
真崎:嬉しいです。ありがとうございます。
タカノ:食べていると番組の進行ができなくなるほど美味しいですね。後ほど晩ごはんとしてゆっくりいただきます。
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愛されているということに改めて気付くきっかけになってほしい
Celeina:「食堂ごゆるり」の開業の経緯についてもお伺いしたいのですが、開業当初は別の仕事をされていたのですか?
真崎:はい。大学卒業後は新卒でリクルートに入社し、バリバリ営業職として働いていました。入社2年目で、兼業という形で食堂を始めました。会社が兼業を受け入れてくれる環境だったため、両立しながら始めることができました。
タカノ:食堂を開くことは以前から考えていたのですか?
真崎:特にそういうわけではなかったのですが、人を喜ばせることが好きで、食べることも好きだったんです。家でもよく家族や友人に料理を作っていたんですが、「こういうことをもっとできたらいいな」と考えていたときに、親友から誕生日プレゼントとして『食堂かたつむり』という小説をもらって。その小説を読んで強くイメージが湧き、「一生に一度のひとさら」というコンセプトが出来上がりました。
Celeina:まさに天職ですね。
真崎:そう言っていただき嬉しいです。
タカノ:それぞれの人生に寄り添ったメニューを考え、手書きのメニューを添えて提供される様子は、まるで毎週ドラマが生まれるようですね。
真崎:お客様が感動してくれて、笑顔になってくださることが何より嬉しいです。中には涙を流される方もいらっしゃいます。ご自身が愛されているということに改めて気付いていただけるきっかけになればと思い、「食堂ごゆるり」を運営しています。
Celeina:「食堂ごゆるり」にいらっしゃるお客様には、どのような方が多いですか?
真崎:お仕事などでお疲れの方が多いですね。忙しい日々の中で、少しゆとりを持ちたいと考える方が多く訪れますし、食べることが好きで興味を持ってくださる方もいらっしゃいます。世代は幅広く、20代から60代までの方々が来店されます。
Celeina:土曜日だけの営業で予約制とのことですが、予約の状況はいかがですか?
真崎:4月以降はまだ空きがあります。
タカノ:予約情報はどこで確認できますか?
真崎:Instagramで情報を発信していますので、そちらをご覧ください。
Celeina:ぜひ真崎さんの優しさを、ご飯を通して体感していただきたいですね。