グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
1月15日は自転車専門店「tempra cycle」の小林健太さんが登場。移転後の「tempra cycle」のことやおすすめの自転車ロード、最近注目しているスナックカルチャーについて伺いました。
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お客さんのスタイルに合わせて自転車をカスタマイズする
Celeina(MC):去年9月に学芸大学から新百合ヶ丘にお店を移転されたということで。新しい場所はいかがですか?
小林:まだ引っ越したばかりでバタバタしていてお邪魔している感覚なんですが、昔からのお客さんも新しいお客さんも来てくださっていて。店長も新しくなって、心機一転楽しくやっています。

Celeina:tempra cycleは街の自転車屋さんというだけではなく、カスタムがお得意だとお聞きしています。
小林:普通に自転車を売るよりは、自転車の使用方法に合わせてカスタマイズをしています。子どもを乗せたいといった要望やどこに行くのかといったことを訊いて、提案していますね。
Celeina:自転車のコンサルティングからしていただけるとのことで。
小林:お客様が来たら、どう使いたいのかは訊くようにしています。明確に欲しいものがあっても最終的に違ったものを選んだりすることもありますし、買うからには使えないともったいないので。

Celeina:提案をしていく自転車屋さんになったきっかけは?
小林:昔から乗り物も好きで、人と違うものが好きだったのでカスタムすることにも興味がありました。愛車になっていく優越感がいいなと思っています。
タカノ(MC):ないものは作ってしまおうというコンセプトも良いですよね。元々はグラフィックデザイナーの仕事をされていたそうですが?
小林:そうですね。25年くらいは地道にやっています。
Celeina:本日はtempra cycleのオリジナルグッズをお持ちいただいています。すごく可愛いですね! この「Call meステッカー」が気になります。
小林:これはイラストレーターの友達のナカムラルイくんにお願いして作ってもらったステッカーですね。
Celeina:名前と電話番号を書き込めるようになっていて、キュートです。

タカノ:これはマグネットですか?
小林:JUN OSONという方に書いていただいた、車に付けるマグネットです。「赤ちゃんが乗っています」や「ワンちゃんが乗っています」といったマグネットで自分の好きなものが無かったので、本当に欲しくて作ってもらったアイテムですね。

Celeina:車に貼りたいです!
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最近の自転車トレンド&おすすめロード
タカノ:寒い季節だと自転車に乗るのも大変だと思いますが、自転車人口はどうなんですか?
小林:コロナ渦の時に自転車であれば出かけることができたのもあって、増えた感覚はありますね。
Celeina:電動自転車も流行っているイメージですが、自転車界隈でのトレンドは何ですか?
小林:電動自転車のカスタムもやりますし、道も山も走れるような車両や1990年代のオールドマウンテンバイクを中古で買ってカスタムされる方も多い印象です。あとは街乗り用のクルーザーを作られる方もいて。普段使いができて、なおかつ所有することに喜びがあるようなものがずっと流行っていますね。
タカノ:おすすめの東京自転車ロードを教えてください。
小林:新百合ヶ丘駅からまずはうちの店に来ていただいて、そこから高尾山の方へと向かうルートがおすすめです。「尾根幹(おねかん / 南多摩尾根幹線の通称)」と呼ばれる道があって、適度なきつさもありつつ、ゆっくりもできると思います。
タカノ:景色も素敵そうです。
小林:ええ。東京から行くとなると難しい場所も多いんですが、そこは行くのに良い道です。
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人と人が繋がるスナックカルチャーに注目
Celeina:ありがとうございます。小林さんは「遊びを見つける達人」としてカルチャーを発信されていますが、今注目しているものはありますか?
小林:マニアックになるんですが、スナックカルチャーが好きで。妻が宮崎県の出身だったことを機に、宮崎県では東京と全くカルチャーが違うことを知ったんです。東京だと女性1人や一見さんでは入りづらい部分もありますが、宮崎県は誰でもウェルカムで居酒屋のようなんです。女性1人でも家族でも行けるし、20歳くらい年の離れたスナック友達もできる。この違いが面白いなと。
Celeina:コミュニケーションの場として機能しているんですね。
小林:スナックの昭和レトロなイメージをすごくかっこいいと思って、「ハナレ_HANARE」という場所(東京・笹塚のレンタルキッチンスペース)を借りて妻と友人の奥様と2人で「SNACK ケイコとトシコ」というのも開催しています。
タカノ:名前が素敵です。
小林:奥さんにそれっぽい格好してよとお願いしながら、月1くらいの頻度でやっていこうかなと。
Celeina:ぜひチェックしてみてください。さて、ここで1曲お送りしようと思います。小林さんに、この時間にラジオでみんなで一緒に聴きたい曲を選んでもらいました。選曲理由から教えてください。
小林:元々好きなアーティストなのもありますし、学芸大学に店舗があった際に、初代店長がカメラをやっていたのでアーティスト写真を撮影していて。それを機に「Jazzy Sport Cycle Team」という架空のチームを作ろうとなったんです。そのチームでイベントをやったり、アパレルを展開したり、開店10周年のCDを出してもらったりと公私ともにお世話になっている方なので選びました。MAHBIEで”Space Brothers feat. 田我流&Bobby Bellwood”。