グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
9月14日は、デザイナーの岡沢高宏さんからの紹介で、新宿ゴールデン街のレモンサワー専門店「OPEN BOOK」の店主・田中開さんが出演。レモンサワー専門店をオープンした理由や新たにオープンした缶チューハイ工場の話、最近、発売したエッセイ集などについて伺いました。
INDEX
レモンサワー専門店をオープンした理由
タカノ(MC):「ミスターゴールデン街」ということで。
田中:そうなんです。
Celeina(MC):(笑)。お2人はこのコーナーでお話するのが2度目なんですよね?
タカノ:実は、そうなんです。ちょっとご説明させていただきますと、開さんはGRAND MARQUEEが始まって3日目ですよ! 1年前ぐらいにご登場いただいて。
田中:その後にも、もう1回ありましたよね? 打診したけど、さすがに多すぎるからダメって言われたような。
タカノ:東京のいろんな人をつないでいくと、開さんにつながるという。
Celeina:嘘でしょう?
田中:フィクサーなんで。

タカノ:(笑)。東京のカルチャーのフィクサーなの。昨年の10月5日って書いてあるから、2022年の10月5日ぶりに2回目登場ということなんですけどね。
田中:よろしくお願いします。準レギュラーだと思ってるんで。
Celeina:私よりも、古い先輩ですよね。
タカノ:なんか面白いですね。
田中:そうですね。確かFIST BUMPの最初は、週をまたいでずっと紹介を続けていく予定で、俺たちが地元の高校の同級生とか紹介して台無しにしようとか言って。それで1週間で1回紹介者をリセットしようって、多分なったはずです。
Celeina:田中さんのせいってことですか?(笑)
タカノ:そんなことないと思うけど(笑)。でも、あの週はなかなかエキサイティングでしたね。みんなヤンチャ系の方が多かったりとかして。
Celeina:何はともあれ、田中開さん、リスナーの皆さん、もしかしたら前回を聴いていない方もいらっしゃるかもしれないので、OPEN BOOKの話もできればと思ってるんですけど、新宿のゴールデン街にあるんですよね? 史上最高のレモンサワーを出すと言われているバー。
田中:そうです。
Celeina:こちらは、いつオープンされたんですか?
田中:2015年なんで、もう8年になります。
Celeina:最初からレモンサワー?
田中:最初から、レモンサワーしかない……という体でやってます。
タカノ:体で(笑)。裏メニューはあるかもしれない?
田中:もちろん。
タカノ:なんで、またレモンサワーに?
田中:話すと長くなるんですけど、めっちゃギュッとすると、流行りそうだったからです。
タカノ:レモンサワーは好きだったみたいなことですか?
田中:全然。
タカノ:本当?
田中:そうなんですよ。
タカノ:じゃあ、やっぱり流行りそうっていう、マーケティング目線で(笑)。
田中:僕は、現代レモンサワーブームの火付け役と、勝手に自称してるんで。
タカノ:なんか、そんな気もしてきちゃうけどね。
Celeina:いや、私、もう開さんのテンポに引き込まれてます(笑)。
タカノ:めちゃくちゃオシャレなお店と聞いてて、この番組のプロデューサはお邪魔したみたいですが、僕はまだ行けてないです。
Celeina:私も行ってみたい! 実は私ゴールデン街に行ったことなくて。
田中:是非、いつでも。
Celeina:ゴールデン街ビギナーとして、OPEN BOOKはファーストで行くのはどうなんですか?
田中:完全にウチがファースト、オススメですね。店をはじめた8年前とか、やっぱり、まだ行きづらい場所だったんですけど、ゴールデン街に200店舗ある中で、禁煙の店って2~3件しか無くて、その内の一つがOPEN BOOKなんですけど。
Celeina:禁煙というのは、こだわりがあるんですか?
田中:来やすくしたいとかですね。トイレが汚いとか、みんなタバコ吸っているとかっていうのがあると、女の子が来づらかったりするので。ウチの店って、恵比寿にあったら、オシャレでも何でもない普通の店なんですよ。小汚いところにあるから、急にオシャレに見えるというギャップブランディングなんですよね。
Celeina:ビジネスパーソナリティの部分が、すごい出てますけど(笑)。
タカノ:店舗の写真を見ると、内装オシャレでね。
田中:内装、頑張りました。
タカノ:本がズラッと並んで。
田中:僕のおじいちゃんの蔵書を内装に使いたいなってところから始めて。最初、水だけでも良いかなと思ったんですけど。水だけ100円とか。あんまりやる気なかったし。でも、やるならちゃんとやりたいと思って、1個のドリンクにこだわったら流行るなって思ったんですよ。飲食店も10年前ぐらいから、こだわって1個やっている店がちょっとずつ流行り出してたんですよね。何とか専門店みたいな。だから、そういうドリンク系の専門店やろうっていうのが、きっかけでした。
タカノ:それがレモンサワーということでね。お客さんは、どんな人が多いですか?
田中:お客さんは、やっぱり素晴らしい人たちが多いですね。
タカノ:素晴らしい人たち(笑)。老若男女みたいな。
田中:そうですね。ゴールデン街らしい人もいれば、ウチをきっかけに使ってもらうみたいな、新宿に寄った時には、あそこだったら知っているなみたいに使ってもらうことが多いですね。
タカノ:開さんも結構、お店に立ってます?
田中:お店には立ってないです。でも、呼ばれたら、行きます。呼んでください。
Celeina:どこにいらっしゃるんですか?
田中:最近は、ゴールデン街で飲んでます。
Celeina:違うお店で飲んでいるんですか?
田中:はい。
Celeina:それはプライベートで? それとも、ちょっとビジネス的な?
田中:店にいると、ずっと人と会っちゃうんで。僕に会いに来てくれるのは嬉しいですけど、ずっといることになっちゃうから。あと、やっぱり久々に会う人って名前を覚えてないから。
Celeina:正直(笑)。
田中:俺、名前覚えてないけど「先輩」って言うんですよ。
タカノ:それ良い!
田中:先輩、ご無沙汰っす! とか言って。先輩が5人ぐらいなっちゃうんですよ。
タカノ:先輩だらけになっちゃう(笑)。
田中:先輩がいて、先生が出てきて、今度は師匠が出てきて、そろそろヤバいなみたいな。無いなってなるんですよね。
タカノ:でも、良い解決策というか処世術というか。ストリートですよね、開さんって。