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ライブは終盤へーー現実と仮想世界が入り乱れたaespaらしい演出
ライブもいよいよ終盤。まずは仮想世界のなかでのaespaの助力者「naevis」が登場。SMエンターテイメント初のバーチャルアーティストとしてデビューが予定されているnaevisだが、まるでステージに実在しているかのような立体感と滑らかな動きでパフォーマンスをしてみせた。
そしてブラックのハードな衣装にチェンジしたaespaが現われると、“Trick or Trick”を披露。<Now you see me, now you don’t>というフレーズが印象的な楽曲だが、パフォーマンスを捉えるステージ両脇のスクリーンに互いに反転した鏡写しの映像が映し出され、現実と仮想世界が混じり合ったような世界観に観客を引き込む。
さらにシンプルで力強いビートが身体に響く“Set The Tone”から、その強烈さを受け継ぐようにロックアレンジの“Next Level”に流れ込むと、会場の熱気も最高潮に。ステージ上から至近距離でメンバーを映すカメラも効果的に使い、4人が迫ってくるような演出がさらに興奮を掻き立てる。カリナが「東京ドーム!」と叫ぶと、最新曲“Armageddon”へ。複雑な群舞をソリッドに見せる、まさにaespaにしかできないパフォーマンス。火花の特攻の派手な音を上げ、本編の幕が閉じた。
