INDEX
多種多様なフィリピン文化と音楽が混ざる「P-POP」
―みなさんも属している「P-POP」は、どういったところに魅力がありますか?
パブロ:いろんな文化が混ざり合っているから、本当に豊かで多様です。7000以上の島からなるフィリピンは、ルソン、ビサヤ、ミンダナオといった3つの地域に分かれていて、それぞれ言語が違うし、文化も異なっています。言語だけでも180以上あると言われているんですよ。
実際にフィリピンで暮らしてみると、日本の影響も、アメリカの影響も、スペインの影響も感じるんじゃないかな。スペイン語由来の言葉も多いですしね。いってみればフィリピンは、いろいろな要素が混ざり合うフィリピン料理の「シニガン」(※)みたいな感じ。僕らの見た目だって、それぞれ違ってるでしょ?
※シニガン:豚肉、魚介、牛肉、鶏肉などのメインの具材に、空心菜、ナス、大根、オクラなどの野菜をたっぷり入れ、ナンプラーで味を整える、フィリピン家庭の定番料理。
ステル:国の多様性が伝わってきますよね。
パブロ:まさにその通り。そこが魅力だと思います。

―多様な言語や文化を持つ国の出身であることは、自分たちの音楽にも影響を与えていると思いますか?
パブロ:間違いなく。
ステル:やっぱり音楽には、不思議な力があると思うんですよ。たとえば僕は『スラムダンク』を見て育ったので、“あなただけ見つめてる”を聴くと、すごく元気が出てくるし、「家事もできそう!」って思うくらいテンションが上がります(笑)。
もちろん言語って、意味を理解するためのツールではあるけど、幸いなことに音楽にはそれを超える美しさがある。たとえ言葉がわからなくても、悲しいメロディーを聴けば、ちゃんと感情を受け取ることができる。
パブロ:そうやって、人と繋がることができるんですよね。
ジョシュ:言語というのは、文化を分かち合うためのプラスαだと思います。
ステル:僕を見てよ!(<あんなこといいな>と“ドラえもんのうた”を歌い出す)
一同:(笑)
―その多種多様な「フィリピンらしさ」を、楽曲に落とし込む秘訣ってありますか。
パブロ:特定の要素を無理やり音楽に入れる必要はないと思うんです。だって、「日本っぽい曲にしなきゃ」みたいな感じで、日本的な要素を入れること自体が目的になってしまうと、リアルでも本物でもなくなっちゃうでしょ? 僕たちは伝えたいメッセージにフィリピンらしいサウンドが必要だと感じたとき、自然に取り入れるようにしています。そうすることで、よりナチュラルな仕上がりになるから。大切なのは「ここに絶対フィリピンの要素を入れたい」といった発想では作らないこと。まずはメッセージとサウンド全体で惹きつけて、自分たちの世界に引き込む。そのあとに、ようやく自分の文化や背景を紹介していけるんだと思います。

SB19『Wakas at Simula』

▸再生・ダウンロードはこちら
https://smji.lnk.to/SB19WaS
<収録曲>
- VISA
- Memories
- Toyfriend
- Everblack
- Emoji
- Wakas
- What? (Wakas At Simula)
- MAPA (Wakas At Simula)
- Mana (Wakas At Simula)
- Bazinga (Wakas At Simula)
- Ikako (Wakas At Simula)
- SLMT (Wakas At Simula)
- GENTO
- I WANT YOU
- CRIMZONE
- ILAW
- LIHAM
- FREEDOM
- DAM
- Time
- 8TonBall
- Quit
- Shooting for the Stars
- DUNGKA!
『SUMMER SONIC 2026』

出演日程: 2026年8月15日(土)
オフィシャルサイト:https://www.summersonic.com/
※出演は東京のみ