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ハマリ役だった杉咲花、中島歩、松山ケンイチ
北村:私は、主演は『冬のなんかさ、春のなんかね』土田文菜役の杉咲花さんと、『俺たちバッドバーバーズ』日暮歩役の中島歩さんですね。元々杉咲さんが好きだったんですが、今回の文菜も、杉咲さんしか立ち上げられなかったヒロイン像だなと感じました。文菜と同じような挙動を男性がやっていたら、批判が集中しそうだという話もSNS上でありましたが、最後の選択も含めて、杉咲さんの佇まいがあってこそ許されると思いました。
明日菜子:杉咲さんじゃなかったら、視聴者もここまで付いて来れなかったんじゃないかと思います。意外性のある配役だからこそ、驚いたり反発する声もありましたが、ハマり役でしたよね。
オレンジ:中島歩さんにも、中島さんでしかあり得ない独特さがありますね。実は『探偵さん、リュック開いてますよ』にも出ていたんですよね。
北村:中島さんは映画俳優というイメージだったので、『俺たちバッドバーバーズ』の日暮は、またステージを変えて、中島歩という俳優の幅をさらに広げに来た役柄だなと思いました。コメディ演技としては既に『不適切にもほどがある!』(2024年)でもポテンシャルは発揮されていましたが、これからさらにコメディ枠でも活躍していかれるでしょうね。
藤原:『俺たちバッドバーバーズ』、終盤があんな殺伐としていくとは思っていなかったんですが、中島さんが明るく存在することで場が保たれている感じもして、それが中島歩の力だなと思いながら見ていました。
オレンジ:背が高くてどう見ても二枚目なのに、笑われる感じは、阿部寛感もありますね。阿部寛みたいな役割を背負っていく可能性はあるかもしれません。
明日菜子:確かに。インタビューで話している姿などを拝見すると、中島さんにとって『俺たちバッドバーバーズ』の日暮は素に近い感じがします。
オレンジ:私は『テミスの不確かな法廷』安堂清春役・『リブート』早瀬陸役の松山ケンイチさんと、『京都人の密かな愉しみ Rouge-継承-』三上洛役の穂志もえかさんを推したいです。松山さんは、ASDとADHDの特性を持つ裁判官という難しい役を演じていらっしゃいましたが、リアリティがありましたし、松山さんならではの誠実さが生かされていたと感じましたね。あと、『リブート』は、鈴木亮平さん演じる早瀬の「本来の姿」が松山さんである、というのが最初に提示されたからこそ、鈴木さんの「一人二役」が楽しめるわけで、実は松山さんは影の主役でもある(笑)。
明日菜子:来期のドラマも控えていますけど、とんでもないスケジュールですよね。ずっと働いていらっしゃる。
オレンジ:気合を感じますよね。『リブート』では、SNSで鈴木亮平さんや塚地武雅さんらと絡みながらドラマを盛り上げていらっしゃいますし。
明日菜子:あのSNSプロモーションはなかなか真似できませんよ! プロモーション担当として、別クレジットされてほしい働きです(笑)。