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井上真央、江口のりこら、キャスティングが光った『再会~Silent Truth~』
—では、続いて、こちらも藤原さんが次点に挙げている『再会~Silent Truth~』についてお願いします。
藤原:物語そのものだけでなくディテイルが面白くて、江口のりこさんが突然タップダンスをするなど、面白いことがところどころで起きるんですね。橋部敦子さんの脚本の魅力でもあると同時に俳優さんたちの凄さも感じます。あと、井上真央さんって現代においてマドンナ的存在を演じることができる数少ない俳優さんだと思うんですね。昨年の映画『サンセット・サンライズ』など文芸路線のヒロインを多く見てきた中で、今回の役はこれまでと少し違う「魔性」な感じが素敵です。
明日菜子:本作は、TVerでもNetflixでもランキング上位にあがる人気ですよね。やはり俳優さんのお芝居がすごい。竹内涼真さんは前期の『じゃあ、あんたが作ってみろよ』であんな印象的な役をした直後に、王道路線の硬派なお芝居をされていて、そのギャップに驚いた方も多いのではないでしょうか。やっぱり竹内さんって「持ってる」俳優さんなんだなと思った作品でもあります。
北村:私は、どんどん逃げ場が無くなっていった主人公達を、辛いなあと思いながら見て来たんですけど、やっぱり竹内涼真さんの演技の凄みは再確認しています。あと、江口のりこさん演じる南良は、クレバーで人に対する洞察力がすごくある人物ですが、先ほど藤原さんが挙げたタップダンスなど、次は何をするのか予想がつかない面もある、新しい魅力的なキャラクターだと思います。
明日菜子:江口さんのあのキャラ、『白夜行』(TBS系 / 2006年)の武田鉄矢ポジションだと思ったんですよね。江口さんはもうその域にいるのか……と驚きがあります。