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第7話、3組の親子を巡る話の先に

第6話から始まった「司法の根本を大きく揺るがしかねない」前橋一家殺人事件の再審請求審を巡る問題は、3組の親子を巡る話でもある。1組目は、父・秋葉一馬(足立智充)の無実を証明するため、再審を求めて行動を起こす娘・吉沢亜紀(齋藤飛鳥)。2組目は、再審請求審に関わる父・結城英俊ときちんと向き合おうとする主人公・清春。そして3組目は、前橋一家殺人事件の真犯人探しの重要な鍵を握る、ITエンジニアとして働いていた娘・羽鳥朋世(清水くるみ)と、彼女の死を受け入れられない父・羽鳥賢一(田辺誠一)。
清春たちが調べた結果、朋世の死は防犯コンサルタントの木内晴彦(矢柴俊博)という人物の悪事を巡る証拠を隠そうとして起きた不慮の事故によるものだと判明。それまでずっと娘の死に納得がいかず、事件を調べ続けていた朋世の父・賢一が、その死の真相に「昔からおっちょこちょいだったんですよ。だけど、正義感だけは強かった」と娘らしさを認め、ようやく死を受け入れられた場面が印象的だった。それもまた、登場人物の「個性」を示したエピソードと言える。そして、第7話はもう一つの悲劇で終わる。清春の父・結城の死が描かれたのだ。