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街中の会話や身の回りの出来事に影響されて書くリリック
─Taitoさんの目線から、Ryoseiさんのリリックにはどういう特徴があると思いますか?
Taito:めっちゃリアルです。一緒に街を歩いていても、ふと聞こえた会話をメモしてたりするんですよ。
Ryosei:そうそう。映画とかアニメじゃなくて、コンビニでのギャルの会話とか。ギャルはとんでもないこと言ってます(笑)。
なんか別のアーティストとか他人のリリックをリファレンスにしても意味がないっていうか、映画を撮る人が映画を見て映画を作っても面白くならないと思うんですよね。
Taito:そのくらい身の周りで起こってることを歌ってるし、それを誰にでもわかる日常的な言葉にしているというか。人によっては全然共感できないこともあるかもしれませんけど。

─例えば最新作『turn red Ⅲ』でも、“I’m here if you need to talk”は<うすいスポドリ>という歌詞から始まるじゃないですか。日本語のリリックとしては珍しい単語というか、こういう言葉遣いの塩梅については考えたりするんですか?
Ryosei:僕はロックとかヒップホップとか、とにかく色んな音楽が好きなんですけど、その中でも「替えがきかないもの」になりたくて。ありきたりな言葉を並べるのは他の人がやってくれたらいい。俺にしか書けないものというか、俺たちじゃないと鳴らない音にフォーカスした結果として出てくる言葉が大事なんです。
─リズムにリリックを乗せる上で「この人、上手いな」と唸ったアーティストはいますか?
Ryosei:えー、おるかな……。あっ、俺チバユウスケ(The Birthday / ROSSO / THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)好きで、高校の時にリリックが書けるようになったのはチバユウスケのおかげなんです。あの人の言葉ってマジで意味不明なんですよ。
─わかります(笑)。
Ryosei:でも、ずっと聴いていると「こういうことかな?」みたいなのが見えてくるんです。あの人ってあまり英語を喋らないんですけど、英語で歌われている音楽をたくさん聴いて育ったとは思うんです。だから日本語で音にハメる時に、言葉を組み合わせて英語みたいな響きを無理矢理作ったりしてると思ってて。いまだにライブでカバーするくらい影響を受けてますし、昨日もROSSOの“シャロン”をライブでやりました。