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「自分が矛盾を歌うことで、苦しんでる人が楽になる瞬間があったらいいなって」(Ryosei)
─成り行きで進んでいたバンドがRedhair Rosyという名前に改まった今、どのようなコンセプトを立てたのでしょうか?
Ryosei:the McFaddinの時、自分は矛盾に関する歌詞ばかり書いていると気づいたんです。だからRedhair Rosyでは「矛盾」をコンセプトに据えました。今のところはなかなか良いスタートを切れているというか、『ファイナルファンタジー』とかRPGゲームの2周目みたいに、前のバンドのグルーヴを活かしたまま進めている実感があります。
─「矛盾」をテーマに据えたと。
Ryosei:はい。友達の話を聞いてると、「世の中って黒か白かで答えを出さなアカんのやな」って思うんですよ。でも本当はその間にグレーがあるはずで、黒か白で分けること自体がみんなのストレスになってるんじゃないかと。
でもバンドって、そのグレーをちゃんと見つめられる場所だと思うんです。黒と白の間を見ていると自由を感じたり、ストレスからちょっと距離を置けたりする感覚がある。だから、自分がその矛盾を歌うことで、苦しんでる人がちょっとでも楽になる瞬間があったらいいなって。

─コンセプトを設け、「アルバムを作る」というビジョンを掲げる中で、現在3枚リリースされている『turn red』シリーズのEPはどのようなポジションにあるのでしょうか?
Ryosei:基本的にはシングル集です。ただ、作った期間がそれぞれ近いので、リリックの内容は一貫性があるなって思います。大きなコンセプトとしては『turn red』、つまり「赤くなる」ということで。これまで「the McFaddinの曲やらへんの?」とか言われてきたんですけど、そういう声に向けて「俺たちはRedhair Rosyとして新しいタームに入ったんだ」っていうのを示すためのシリーズになりました。
Taito:制作するプロセスはこれまでと変わらないんですけど、今の俺らのやり方で出せる音についてEPでは考えました。Ryoseiが作ってきたデモから、気分とかやりたいことを読みとって、そこからバンドで作っていったんです。
Ryosei:良くも悪くも、メンバーは僕のリリックについて何も聞いてこないんですよ。けど実際に見たものとか聞いたことをそのまま言葉にしているので、一緒に過ごしていたら「アレのことやんな」とか分かるようにはなっていると思います。
その解釈も恐らくメンバーの間では異なっているはずで、間違っていることもあるはず。ただ、僕が求めているのはその解釈の違いなんです。お客さんにも完全に理解してほしくないというか、どこか勘違いしてしまうように書いてて。そうすれば僕の想像以上のものが生まれる。自分から100%を提示するんじゃなく、あくまで120%を目指すために勘違いを狙っているんです。
