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Redhair Rosyが語る、矛盾を歌う理由。「黒か白か」の社会にグレーな居場所を

2026.3.17

Redhair Rosy『turn red III』

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大阪で結成され、京都に拠点を移しながら約12年活動を続けていたthe McFaddinとしての活動に幕を下ろし、彼らはRedhair Rosyという新たなバンドとして始動する道を選んだ。これまでに3枚のEP『turn red』シリーズをリリースし、3月27日(金)にはバンドの本格的なキックオフを告げる初のワンマンライブを梅⽥クラブクアトロにて控えている。

Redhair Rosyは矛盾の中に潜む美しさへと怯まずにリーチする。バンド名の「Redhair」には怒り、「Rosy」には理想という意味を込め、社会に溢れる黒か白かという選択に対して、グレーな居場所を作り出す。同時に、彼らは自身が「替えのきかない」存在であることを強調する。

今回は、現実に即した言語感覚や、拠点としている京都の話など、芯まで真っ赤に染まっていくバンドの現在地について、作詞作曲を手がけるRyosei Yamada(Vo)とエンジニアを務めるTaito Katahira(Gt)に語ってもらった。


the McFaddinという「青春」が終わり、Redhair Rosyへ

─まず、前身バンドのthe McFaddinからRedhair Rosyへと活動を移行した経緯について伺いたいです。

Ryosei:そもそもthe McFaddinは2012年、僕が高校生の頃に結成したバンドだったんですよ。最初はNirvanaやTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTのコピーバンドをしていて、その後に大阪から京都へ拠点を移してオリジナル曲をやるようになったんですよね。

ただ、バンドの形が変わっていくのに同じ名前で活動を続けていくということに対して、「the McFaddinという青春の塊を封じ込める」というアイデアに至り、『the McFaddin』というアルバムを作るためのバンドとしてRedhair Rosyを構想して、2024年の4月にthe McFaddinとしての活動を終了させたんです。

Ryosei:Redhair Rosyに名前を変えることによって、ようやく実家を出れたというか(笑)。レース用にチューンナップした車に乗ってレースに挑むみたいな、今はそういう気持ちです。

Redhair Rosy(レッドヘアローシー)
京都を拠点に活動する、VJを擁する6人組ロックバンド。約12年活動した前身バンド・the McFaddinのメンバーによって2024年に結成された。「再出発ではなく進化」を掲げ、メンバーはそのままにバンド名と音楽性をアップデート。作詞作曲から録音、ミックス、映像、デザインに至るまですべてを自ら手がける。バンド名は、「怒り(Redhair)」を抱えながらも「理想(Rosy)」を手放さないという意志の表れ。誰も置いていかない包摂的な場所として、変化と矛盾を引き受けながらループの中で進化を続けている。

─Ryoseiさん自身の変化も、Redhair Rosyに変わることに影響しているのでしょうか?

Ryosei:Redhair Rosyを始める前にカナダに半年間留学をしていたんです。以前から海外で生活をしたいと思っていましたし、実際に住んで新しい風を感じることができたんですよね。メンバーとも曲を一緒に構想して、良い切り替えになりました。

Taito:Ryoseiが帰ってきてから劇的な変化があったわけではないけど、バンド名を変えるタイミングとしては良かったと思います。

─VJのRyoma Matsumotoさんが加入したのはどのタイミングだったんですか?

Taito:大学の入学式で初めて友達になったのがRyomaだったんです。僕も映像を勉強していたんですけど、軽音楽部に入ってからはバンドばかりしていて。それでしばらく会わなかったんですけど、the McFaddin時代に「MVを作ってほしいからライブを観に来てくれ」って磔磔のワンマンに誘ったんです。そこでメンバーにRyomaを紹介して、再び絡むようになりました。

Ryosei:そう、そこで仲良くなってな。「もうお前はメンバーやろ?」ってくらい一緒にいたんですよね(笑)。しかも昔からRyomaはバンドへの憧れがあったみたいなんです。なので加入は自然でしたね。

─納得の経緯です。というのも、Redhair Rosyの音楽性ってミクスチャーとして解釈されがちですけど、お話を伺っていると「成り行きでこうなった」という側面が強いように感じたんです。

Ryosei:そうだと思います、偶然性を大事にしたいんです。Keisho Miyawaki(Gt)が加入した経緯も近くて、最初はベーシストとして誘ったんですよね。Keishoがギタリストとして組んでいたバンドが解散したタイミングで「ギター弾けるならベースも弾けるんちゃうん?」って誘って、実際にライブで何回か弾いてもらったんですけど、めちゃくちゃ下手で(笑)。それでギターを弾いてもらったら「お、ギター上手いな」って。

─(笑)。

Ryosei:それで、ベースには軽音楽部からまつし(Masayuki Matsunaga / Ba)を引っ張ってきて、今のRedhair Rosyが揃いました。

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