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既存の枠組みを脱したギターヒーローを目指している
ーIchikaさんは1月に1stアルバム『The Moon’s Elbow』をリリースしたわけですが、今年も海外で積極的にライブをする予定なんですよね。
Ichika:そうですね。やっぱり1人で全部を完結させるソロスタイルのライブはやっていきたいし、そこをもっと拡張していってもいいなと思っています。
ー角野さんは日本だと武道館やKアリーナ横浜、海外ではカーネギーホールも経験されているわけですが、ソロのコンサートのあり方、理想像をどう考えていますか?
角野:どのコンサートでも自分の中に軸として持っているのは、過去の音楽とされがちなクラシックを現代と接続して、クラシックを「生きた音楽」として提示すること。そして、そこに現代を生きている自分だからこその要素を必ず入れること。そのために、クラシックの曲と自分の曲を並列してプログラムしたり、間に自由に即興したり、違う楽器を入れてみたり、そういうことをもっと突き詰めていきたいと思ってます。

ー歴史とも接続しながら、楽器やジャンルの既成概念には縛られずに、現代ならではの新しい表現をする。そこもお2人の共通点と言えそうですね。
Ichika:確かに。エレキギターもトラディショナルから割と抜け出せていない楽器だなと思っていて、カルチャー的にも、楽器の構造的にも、「エレキギターはこうでなきゃ」みたいなのがだいぶあるんです。今自分が目指してるのは、既存の枠組みを脱したギターヒーローなんですよね。今はまだ「ギターヒーロー=ロックスター」みたいな構図があると思うんですけど、「ギターはこういう弾き方もあるんだよ」という新たな道を提示したい。必ずしも友達とバンドを組まなくてもよくて、狭い部屋で1人でポロポロギターを弾く、しかもアコギじゃなくてエレキでもいい。そういうこれまでとは別の形のギターヒーローとして、象徴的な存在になれるといいなって。
ーソリストとして、新しい時代のギターヒーローを目指すと。
Ichika:周りの同世代たちがみんなバンドをやって、楽しそうにジャカジャカやってるのを傍目に見ながら、1人で違うことをやってると、「本当にこのやり方であってるのかな?」って、僕自身その不安感は多少あったんです。でも僕はそれでここまで来たし、同じような思いを持っている人を肯定できるような存在になりたい。もちろん誰かと一緒に音楽をやるのも楽しいけど、1人でも音楽は完結できるし、素晴らしい音楽はできるんだよって、誰かを後押しできるようになりたいですね。

Ichika Nito『The Moon’s Elbow』

Track List:
1.Where I Begin
2.Lost Stars
3.Echo feat. Nakajin
4.LA NUIT feat. NIX
5.The Itch feat. Manuel Gardner Fernandes, Feryquitous
6.The Moon’s Elbow feat. Marcin
7.I’m Your Ghost feat. Flower.far
8.we weren’t, were we?
9.should’ve cried
10.in your quiet feat. Yvette Young
11.Where I Return
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