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小野崎(鳴海唯)と門倉(遠藤憲一)の存在の大きさ

本作は、そんな安堂に動かされる人々の話でもある。中でも、小野崎乃亜(鳴海唯)と門倉茂(遠藤憲一)の存在は大きい。
異色のバディと言えるのが、弁護士・小野崎だ。刑事事件の弁護に対する屈託を抱えていた小野崎は、一風変わった事件との向き合い方をしている裁判官・安堂と出会い、その後、深く関わっていくことになる。鳴海唯は朝ドラ『あんぱん』(NHK総合)でヒロイン・のぶ(今田美桜)の同僚である新聞記者・琴子役を演じており、その豪快な飲みっぷりも記憶に新しい。そんな彼女が、安堂の行きつけである喫茶パロマや居酒屋で、安堂や安堂の上司・門倉に対して真っ直ぐに本音をぶつける気持ちのいい後輩・小野崎を見事に演じている。

かつて「伝説の反逆児」と呼ばれていた上司・門倉もまた、安堂に触発されて熱を取り戻す。安堂の言葉にできない思いを代弁するかのように法廷で啖呵を切った門倉の姿を描いた第4話は、本作が、主人公である安堂だけでなく、彼と共に働く人々それぞれが抱える思いや人生を丁寧に描こうとする作品であることを示した。同時に、安堂だけがすべての責任を負う必要はないことを視聴者に伝える重要な回でもあった。