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スーパー登山部インタビュー。機材を背負って標高3000mの山を登るバンドのこれまで

2026.2.16

スーパー登山部

#PR #MUSIC

「頂上に行けなくてもいいんじゃないか」山を登りながら生まれた気づき

―スーパー登山部の楽曲は、山を登ってる時に見える景色や情景を歌っている曲が中心だと思うんですが、登山をしない人にも広く共感できるものだと思うんです。たとえば“頂き”とか、モチーフは山を登ることであっても、いろんな人生の局面に重ね合わせられるような曲になっている。そのあたりについてはどうですか?

小田:定番な問いですが、「なんで山に登るのか」を自問自答することがあるんです。その答えは変化し続けるもので、なんだかわからずに登ってる時もあれば、登ること自体に快感がある時もある。

“頂き”には<頂きと思って近付くと 道まだ続くと気付いて嫌になる>という歌詞があるんですけれど、ふと「あれ? そうじゃないかもしれない」という感覚が生まれた時があって。その気持ちの転換が起きた時に、生活とかバンド活動とか、人生の中での見え方も変わったんですよ。

―どういう転換があったんですか?

小田:ずっと何かの目標に向かって歩いていて、それを達成しないとダメだし、そこに向かっていくことだけが全部だと思ってたんです。けれど、登りきっても結局その先がある。シンプルに登っていること自体をもっと楽しんでもいいんじゃないかって。なんなら、頂上に行けなくてもいいんじゃないかとか、登った先からまた次の道を考えたらいいんじゃないかって気づいたんです。

小田:そういうことは“燕”の歌詞にも入れてるんですけど。山を登る中で気づいた発見っていうのが自分自身の人生にも生きてて、それを歌詞にすることで他の人にとっていろんな響き方をしてくれているのは、素直に嬉しいですね。

―“燕”はどういうモチーフや景色が軸になっているんですか?

小田:作曲ができた段階で、稜線(※)や、稜線から見える景色が浮かんでて。いしはまくんと「どういう歌詞にしようか」という話をした時に、視界が開ける心地よさや、解放される気持ちに向き合ってみようっていう抽象的なところから書いていきました。

※山地の一番高い山頂と山頂をつなぐ尾根のこと

いしはま:山に関係なく、普段の生活でも視野が狭くなって苦しくなる感覚があって。稜線というテーマから、視界の開け方とリンクさせて届けられたらいいなみたいな軸は2人で決めて作りました。

小田:タイトルの“燕”は「燕岳(つばくろだけ)」っていう山からのインスピレーションもあって。NHKの『山女日記』っていうドラマで燕岳が素敵に描かれていて。自分は当時登ったことがなかったんですけど、そこに対してずっと憧れがあった。その思いも歌詞に入っていたりします。

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