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Gateballersインタビュー。バイク事故を経て形にした「戦わない」バンドのあり方

2026.2.11

Gateballers『Gateballers』

#PR #MUSIC

「嫌いなんだよね、日本の“ロック”っていう言葉が持っているマッチョイズムみたいなものが」

─“Get Back”では<泣く子も黙る rock ‘n’ roll music>と歌っているように、古今東西の様々な音楽に触れた上でその救済を成し遂げられるのがロックだと考えた節はありますか?

濱野:えっと、ない。嫌いなんだよね、日本の「ロック」っていう言葉が持っているマッチョイズムみたいなものが。だから、すごく弱そうな名前として「Gateballers」を名乗っているし、『ジョンの魂』(※)についてよく話しているんです。

※1970年に発表されたジョン・レノンのアルバム。自身の苦悩や赤裸々な感情が表現された作品

濱野:今回、生々しく素直になりたかったんです。そもそもグランジってマッチョイズムへのアンチテーゼじゃないですか。ルッキズムに対して全く呼応してないのにPixiesがかっこいいのは「真実」に近いと子供ながらに思っていました。だからマッチョイズムに対してのアンチテーゼは、音楽をやる上でずっと提示してます。

それは子供の頃に引っ越しが多くて、家庭環境、生活環境が周りと違うことで孤立したのが要因の1つだと思う。当時は、カート・コバーンやジョン・レノンのように、バンドという形態であっても独りで戦ってるような人に救済を感じていました。

濱野:当時は「ロックンロール=1950年代の音楽」と明確に思っていたので、「パンク」や「グランジ」みたいなカテゴライズするような言葉を嫌悪してました(笑)。パンクはジョニー・ロットン、グランジはカート・コバーンだけ、みたいな。THE BLUE HEARTSもThe ClashもPearl Jamも「大好きな優しくてカッコいい音楽」でしかなかった。

─それは今作がセルフタイトルであることとも繋がりますか?

濱野:そうですね、「『Gateballers』ってジャンルは何?」って質問されると困ってしまう自分がいるんです。メディアが売るためにつけるラベルの中に自分たちを内包することは自傷っぽくて嫌だった。

そこで「俺たちは俺たち」って言うために、偉大な先人たちがセルフタイトルを掲げるというルールを作ってきたように自分たちもやりたいと思って、ポジティブな理由でセルフタイトルにしました。

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