メインコンテンツまでスキップ
NEWS EVENT SPECIAL SERIES

大宮盆栽美術館でVRゲームを体験レポ。ベッドタウン・さいたまの潜在意識に向き合う

2026.1.20

空想するさいたま

#PR #ART

大宮盆栽美術館、リニューアル後の見どころ紹介

せっかくなので、さいたま市大宮盆栽美術館の展示も併せて鑑賞してみた。「さいたま市大宮盆栽美術館」は世界初の盆栽の公立美術館であり、日本が世界に誇るBONSAI文化を、広く国内外に発信していく施設である。なぜここ大宮に? というと、このエリアが大正時代から現在に至るまで「大宮盆栽村」と呼ばれる盆栽園の密集地だからである。折しも2025年は大宮盆栽村の開村100周年で、常設展示のほかに土地の歴史を振り返る特別展も開催されていた。

盆栽にまつわる図録も販売
大宮盆栽かるた

自然光が差し込むコレクションギャラリーでは、収蔵作品の中から5席の盆栽が週替わりで展示されている。こんなふうに空間に美しく設えられた盆栽のことは、添え物などもひっくるめて「席」という単位で呼ぶらしい。さらに奥には、3種類の形式の座敷が造られており、それぞれ「盆栽のある座敷風景」として鑑賞することができる。

※特別展は既に終了。

盆栽を主役に、水石(すいせき:自然風景を想起させる格好イイ石)、書画(掛け軸)などを組み合わせて構成するこのコーディネートのことは「座敷飾り」と呼ぶ。美学とお作法の詰まった文化なので深掘りするとキリがないが、いつかこの幽玄な世界についても詳細レポートしてみたい……としみじみ思う。

3つの形式とは「真(しん)」「行(ぎょう)」「草(そう)」。うーん、遠い昔に学校で習ったような……元は書道の概念で、格の高さ(お堅さ)の度合いを表すという。「真」が最も格が高くカッチリしており、間に位置する「行」を経て、「草」が最も動きがあり自由な印象を受ける。そういえば草書体ってサラサラ〜っとした文字だった。

座敷の格に合わせて、盆栽も堂々たるものが選ばれたり、トリッキーなものが選ばれたりする。3つの形式を比較しているうち、座敷空間それぞれが没入型の超小型美術館のように思えてきた。「真」が国立美術館で、「草」が私設の現代アートギャラリーのイメージである。床の間でスポットライトを浴びている盆栽を眺めていると、盆栽って自律したアートであり、同時に空間を構成するインテリアでもある不思議な存在なのだなと感じた。

RECOMMEND

NiEW’S PLAYLIST

編集部がオススメする音楽を随時更新中🆕

時代の機微に反応し、新しい選択肢を提示してくれるアーティストを紹介するプレイリスト「NiEW Best Music」。

有名無名やジャンル、国境を問わず、NiEW編集部がオススメする音楽を随時更新しています。

EVENTS