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2025年アート振り返り①:『ライシテ』展『BENTEN2』など特筆の展覧会・芸術祭

2026.1.16

#ART

山城知佳子『Recalling(s)』2025年 / © Chikako Yamashiro. Courtesy of the artist(右上)、 志賀理江子『褜がらみで生まれた』2025年 / ©Lieko Shiga. Courtesy of the artist(左下)

『原良介 サギ子とフナ子 光のそばで』

中島:次は南島くんにご紹介いただきます。

南島:何がいい展覧会かという話もあるんですが、「こういう展覧会ができる美術館があることって大事だな」という視点で選びました。一つ目は平塚市美術館でやっていた『原良介 サギ子とフナ子 光のそばで』展です。絵と陶芸で空間を作っていくような展覧会でした。

原良介 サギ子とフナ子 光のそばで』 / 平塚市美術館

南島:原さんは絵を描く中で図と地やイメージと余白を等価に扱うんです。シュルレアリスム的な感じでものの大小を入れ替えて、デペイズマン(※)的な要素を取り入れたりすることもあります。本展では、その作品の中に見られた特徴が展示空間の構造そのものにも反映されていたんですよね。おそらく原さんの中で、作品の中でできることと展覧会できることには区別がなくて、両方とも同じように操作できるものなんだろうと思います。そういった原さん自身がもともと持っている空間認識みたいなものが表れている展覧会で、ただ単に作品が集められたのではなく、美術館で行われたことの意義を強く感じました。

※日常的な物事を本来あるべき場所や文脈から切り離し、意外な場所に配置することで見る者に強い違和感や衝撃、新たな意味合いを与える、シュルレアリスムにおける重要な表現技法

原良介『サギ子』(2024年)
『原良介 サギ子とフナ子 光のそばで』展示風景 / 平塚市美術館

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