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藤原さくらが語る健やかな人生の歩き方。10年の活動でたどり着いた「Let It Be」の精神

2025.12.15

藤原さくら

#PR #MUSIC

身を委ねることでたどり着いた「Let it be」の精神

―「仕事を頑張る自分」以外で、最近「こんな自分もいいな」と思った瞬間はありましたか?

藤原:制作期間に、山梨で一人合宿みたいなことをしてたんですよ。朝起きて湖畔に座って、光が反射してキラキラって揺れたり、緑がザワザワって音を立てたりするなかでボーッとして。携帯を持たずに、湖の周りをサイクリングして。その時の自分は、景色の一部になって、ただ存在しているだけだったというか。別に何をしなければいけないわけでもない、そういう時間ってめちゃくちゃ大事なんじゃないかと改めて思ったんですよね。何もしないで、ただ溶ける、みたいな。

―その時の体験が“scent of the time”という楽曲になったんでしょうか?

藤原:はい。まさにその時に書いた曲です。さっき話した通り、今までは「私ってこう」「こういうふうになりたい」という理想像を自分の中で作り上げてたんですけど、山梨で周りの景色と一体になる感覚を覚えた時に、そこから解放されたというか。

藤原:<bye bye myself>と歌ってますけど、追えば追うほど「自分って何?」って分からなくなっちゃうと思うんですよ。そんなのは日によって違うし、誰と一緒にいるかによって変わると思うし。逆に自己を手放して、周りと溶け合うことで、自分のことがかえって分かるようになる、ということもあると思うんですよね。

—自然と溶け合う。流れに身を委ねる。自己を手放す。それが今の藤原さんのモード?

藤原:そうですね。「Let it be」って本当にいい言葉じゃないですか。最近トム・ハンクスにめっちゃハマってるんですけど、『フォレスト・ガンプ』(※)とか、超「Let it be」なんですよ。全部決まってなくて、気づいたらこの人と出会って、こうなってた、みたいな。予定調和じゃなく、そっちの方が面白い。やっぱり面白い方へ行きたいなと私は思うので。

※1994年公開、トム・ハンクス主演のアメリカのコメディドラマ映画。知的障害を持つ純粋で誠実な主人公フォレスト・ガンプが、偶然やひたむきさから様々な出来事を経験し、成功を収めながら、愛や友情の物語を紡いでいく作品。

―“Angel”の歌詞にも<bye>という言葉が共通して出てきますね。この曲では<ghost>に別れを告げて、<angel>に導かれていく過程が歌われていますね。

藤原:周りの人から「これ好きそう」と教えてもらった映画や本が、全て同じようなメッセージを自分に言ってくれているように感じたことがあって。同じように、バンドメンバーや一緒に音楽を制作している方々……私の元に現れた全ての人とは、出会うべくして出会っていると思うんです。そういう自分に降りかかる全ての物事が<angel>なんだという気持ちを、この曲には込めました。

―“scent of the time”や“Angel”も収録される6枚目のオリジナルアルバムを現在制作中なんですよね?

藤原:前作『wood mood』と同じく、石若駿さんと一緒に作ってます。あと1曲半、歌を録ったら終わりです。

―ということは、全貌も見えてきたところでしょうか?

藤原:かなり見えてきました。いろいろなことに挑戦しましたし、面白いアルバムになりそうです。前作の『wood mood』の先の景色というか。風通しのいい、カラッとしたアルバムなんですけど、海の中にダイブして、よくわからない桃源郷みたいなところにたどり着く……みたいなシーンもあったりして。けっこう面白いアルバムだと思います(笑)。

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