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『バック・トゥ・ザ・フューチャー』40周年。映画史に残る名作はどんな影響を与えた?

2025.12.17

#MOVIE

続編はなし。それでも40年間更新をし続ける名作

ゼメキスとゲイルは、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の物語は完結しているとして、現在に至るまで続編映画は作らないことを明言し、リメイクにも許可を出さないことを強調している。あくまでも映画の物語は既存の三部作のみ、そのかわり別の形でシリーズを拡張してきたのだ。すなわちふたりは、40年間にわたって『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の体験を常に書き換え、新たな形で更新しつづけてきたのである。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』公開40周年限定上映 / ©UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.©UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.

だからこそ、このシリーズは今もなお確固たる基本を守りながら、時代や文化が変わりゆくなか、常に鮮烈なものとして存在してきた━━まるで、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』という物語自体が、常にタイムトラベルを繰り返し、「未来」に蘇りなおしているようではないか。

公開から40年を迎えた今年は、日本国内も『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で賑わっている。先述した劇団四季によるミュージカル版から始まり、12月7日(日)に開催された「東京コミコン2025」では、ドク役のクリストファー・ロイドをはじめ、ロレイン役リー・トンプソン、ビフ役トム・ウィルソン、ジェニファー役クロ―ディア・ウェルズの来日キャスト4名が集結。「BTTFファミリー」が一堂に会するスペシャル・ステージが実現した。

「東京コミコン2025」3日目には、ロレイン役リー・トンプソン、ビフ役トム・ウィルソン、ジェニファー役クロ―ディア・ウェルズ、ドク役クリストファー・ロイドが登壇した

また、映画第1作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が日本でも特別上映中だ。今回は日本初のIMAX上映が実現したほか、これまた「体感する映画」である4DX上映も実施されているから、やはりここにあるのは体験の更新だ。

ストリーミング隆盛の時代、映画館の未来が危ぶまれるなかでスクリーンに帰ってきた、タイムトラベル映画の金字塔。過去から未来へと疾走しつづける魅力を、再び「現在」で体感してみては。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

出演:マイケル・J・フォックス(マーティ・マクフライ 吹替:三ツ矢雄二)、クリストファー・ロイド(“ドク”エメット・ブラウン 吹替:穂積隆信)、
クローディア・ウェルズ(ジェニファー・パーカー 吹替:佐々木優子)、リー・トンプソン(ロレイン・マクフライ 吹替:高島雅羅)、
クリスピン・グローヴァー(ジョージ・マクフライ 吹替:古川登志夫)、トーマス・F・ウィルソン(ビフ・タネン 吹替:玄田哲章)
監督:ロバート・ゼメキス 製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ 脚本:ロバート・ゼメキス ボブ・ゲイル
撮影:ディーン・カンディ 音楽:アラン・シルヴェストリ
配給:東宝東和

コピーライト:©UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
IMAX® is a registered trademark of IMAX Corporation.
BACK TO THE FUTURE/アメリカ/1985 年/PG-12/IMAX(字幕版)・4DX(字幕版・吹替版)/
音声①英語 5.1ch サラウンド②日本語モノラル/16:9ビスタ/4K DCP/116 分

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