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「作業」があると集まりやすい
オカヤ:人を誘うことの話に戻ると、こないだ知人たちと「餅をつこう!」という話になって、平日の昼間に公民館に集まってみんなで餅をついていたんですけど(笑)、そういう「作業」があると集まりやすいですよね。餃子を作るとか、あるいは麻雀や、俳句の会もそうかもしれないですけど。
pha:いいな、そういうことをやりたいな。誘うの苦手だけど、そういうのがあると誘いやすいですね。何か自分で企画しようかな。
オカヤ:麻雀って、人と集まらないとできないし、かといって深い話をしなくてもいいのがちょうどいいですよね。たまに参加する麻雀の会があるんですけど、その会が使っている雀荘に行くと、いつも隣の卓に決まった年配のグループがいらっしゃって、ずっと雑談しながら麻雀しているんです。老後もああだといいなと思って見ています。
pha:麻雀をしながら、ゆるいことをしゃべっているのは楽しいですよね。黙ってもいいし、またぼそぼそしゃべったり、いきなり「ロン!」って言ったり。まえに蟹ブックス(※)で、歌人の東直子さん・穂村弘さんと蟹ブックスメンバーが麻雀をやっているのを、自由に見てもらうだけ、というイベントをやったことがあります。
※蟹ブックス:phaさんが文筆業と並行して、スタッフとして働いている高円寺の書店。
オカヤ:人の麻雀を後ろで見ているのは楽しいですよね。蟹ブックスさんにはいつも同人誌を仕入れていただいて、お世話になっています。
pha:こちらこそ。『ホットサンドだより』(※)はよく売れましたね。あのZINEは無限に売れそうだと、透明書店(※)の店主トオイさんも言っていました。
※『ホットサンドだより』:オカヤさんが制作した、ホットサンドを毎日作り続けた記録としてのイラストコラム / レシピZINE。
※透明書店:台東区蔵前の書店。店主トオイさんは、オカヤさん、phaさんとも親交がある。
オカヤ:増刷した際はまたよろしくお願いします! ホットサンドメーカーって、どこかでもらったり、便利そうと思って買ってみたけど使っていない、という人がとても多いんですよね。そういう方に気にかけてもらえたのかなと。
pha:たしかに僕も持っていて、使っていません(笑)。あ、ホットサンドも、包まれているから安心する食べ物ですね。
オカヤ:たしかに! そうか、ホットサンドも「包まれ需要」があるかもしれない。
pha:「包まれている食べ物は安心する」という説が広まったら、ホットサンドももっと注目されるかもしれない。
オカヤ:「包まれごはん」みたいなInstagramをやったり、包まれインフルエンサーとして生きていく……? その切り口、案外いけそうですね。みんな疲れてるし。「包まれましょう〜」って(笑)。

オカヤイヅミ 『ひとごとごと』1巻

2026年4月10日(金)発売
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KADOKAWA
pha 『書きたいことがない人のための日記入門』

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価格:1100円(税込)
星海社