4月25日(土)から7月26日(日)まで、東京・清澄白河の東京都現代美術館で開催される『エリック・カール展 はじまりは、はらぺこあおむし』の展覧会詳細が公開された。
同展は、アメリカの絵本作家エリック・カール(1929-2021)が手がけた絵本『はらぺこあおむし』の日本語版が2026年で50周年を迎えることを記念して、アメリカ・マサチューセッツ州にあるエリック・カール絵本美術館と共に開催される回顧展。27冊の絵本の原画に加え、グラフィックデザイナー時代の作品、アイデアの構想段階で作られるダミーブック、コラージュに使用する素材(色や模様をつけた紙)など約180点が展示される。10月より福岡・福岡県立美術館、2027年3月より大阪・あべのハルカス美術館での巡回展も予定されている。
今回新たに、同展の展示構成が公開された。4章立ての構成になっており、第1章「はらぺこあおむしの誕生」では代表作である『はらぺこあおむし』(1969年)に焦点が当てられる。コラージュの技法で描かれた全ページの原画に加え、原題が「The Very」から始まる「Very」シリーズ4冊の原画、世界中で70言語以上に翻訳されている『はらぺこあおむし』の他言語版などが展示される。


第2章「思い出を絵本に」では、グラフィックデザイナーとしても活躍していたカールが、絵本作家になるまでの人生を辿る。6歳でアメリカからドイツに移住し、友人との別れを経験した自身の思い出が反映された絵本『いちばんのなかよしさん』(2013年)原画は、日本初公開。同じくグラフィックデザイナー出身の絵本作家であるレオ・レオ―ニとの親交についても紹介される。

第3章「遊べる本、読めるおもちゃ」ではカールが絵本に施した、子どもたちが遊べる工夫の数々が紹介される。グラフィックデザイナーとしての経験は、ページに穴の開いた絵本や飛び出す絵本など、当時はまだ珍しかった「遊べる本」としての様々な仕掛けにも生かされていた。

第4章「エリック・カールのアトリエ」では、カールと日本との関わりが紹介される。1985年の絵本原画展に合わせて初来日したカールは、2017年まで何度も日本を訪れていた。2002年にアメリカ初の絵本美術館として開館した「エリック・カール絵本美術館」には、カールが日本で絵本専門の美術館を観て回った経験が活かされている。最後の絵本となった『ありえない!』(2015年)の紹介に合わせてアトリエでのカールの様子を伝え、展示は締めくくられる。

同展の公式オンラインチケットは、2月25日(水)10時より販売開始される。平日チケットは日時指定不要、土日・祝休日および会期末チケットは日時指定が必要となっている。また、平日限定のペアチケットと、シュニール織ブランド「FEILER」とコラボしたオリジナルハンカチ付きチケットの、2種類のスペシャルチケットも用意されている。
『エリック・カール展 はじまりは、はらぺこあおむし』

会期:2026年4月25日(土)~7月26日(日)
休館日:月曜日(5月4日と7月20日をのぞく)、5月7日、7月21日
開館時間:10:00~18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
会場:東京都現代美術館 企画展示室1F/3F
観覧料:一般 2,300円/大学生・専門学校生・65歳以上 1,600円/中高生 1,000円/小学生以下無料
主催:東京都現代美術館、エリック・カール絵本美術館、読売新聞社
協力:日本航空、偕成社、コスモマーチャンダイズィング