フェルメールの代表作『真珠の耳飾りの少女』を目玉とする展覧会が、8月21日(金)より大阪・大阪市の大阪中之島美術館にて開催される。
『真珠の耳飾りの少女』は、17世紀オランダを代表する画家の1人、ヨハネス・フェルメール(Johannes Vermeer)により1665年ごろに描かれた絵画。フェルメールの技術が凝縮された光の表現や、「フェルメール・ブルー」とも称される、ラピスラズリから作られた顔料を使用した美しい青色で知られている。1999年に発表されたトレイシー・シュヴァリエ(Tracy Chevalier)の小説『真珠の耳飾りの少女』や同著の映画化作品(2003年公開)により、世界的な知名度を高めた。日本での展示が行われるのは、2012年から13年にかけて東京と神戸で開催された『マウリッツハイス美術館展』以来約14年ぶりとなる。

今回の来日は、同作の収蔵館であるオランダ・ハーグのマウリッツハイス美術館の改修に伴って実現した。同館は現地で鑑賞してもらうという方針のもと、原則として絵画の貸し出しを行っていないため、日本で鑑賞できる機会は最後となる可能性があるという。同館のマルティネ・ゴッセリンク館長、大阪中之島美術館と共同主催を務める朝日新聞社の常務取締役・堀越礼子からのコメントも到着している。
朝日新聞社は、2012年から2014年にかけて行われたマウリッツハイス美術館の改修以来、当館にとって非常に重要なパートナーです。朝日新聞は、世界各地の海外美術館とともに、毎年さまざまな展覧会を企画しています。2026年に大阪で開催される展覧会で、朝日新聞社と協力できることを大変光栄に思います。一方で、当館には毎年、フェルメールの《真珠の耳飾りの少女》を愛する何千人もの日本人観光客が訪れます。当館にとって、この《少女》の旅は、日本の皆さまに彼女を送り届けられる、おそらく最後となるであろう特別な機会です。
マウリッツハイス美術館 マルティネ・ゴッセリンク館長コメント
世界的に名高いフェルメールの傑作《真珠の耳飾りの少女》を、大阪中之島美術館でご紹介できることを大変光栄に思います。朝日新聞社が主催の展覧会で本作品を紹介するのは今回で2度目となります。1度目は2012年の 「マウリッツハイス美術館展-オランダ・フランドル絵画の至宝」展で、私がプロジェクトリーダー兼プロデューサーとして企画、推進しました。同展は東京・神戸の2会場で約120万人の来場者を記録しました。以降同美術館とは、コロナ禍で往来がままならない間を挟みつつも定期的に訪問したり、共同で商品を開発したりするなど、良好な関係を続けてきました。「第2のマウリッツハイス美術館展」に向け辛抱強く交渉を進めている中で、改修によって世界で一か所だけ展示できる情報をつかみ、他国との厳しい獲得競争となりましたが、これまでの信頼関係が活きて、今回の展覧会の実現に繫がりました。≪少女≫の来日は、ほとんど奇跡と言えるでしょう。ぜひ多くの皆様に、今回の≪少女≫の旅を、一緒に楽しんでいただきたいです。
朝日新聞社常務取締役・堀越礼子
(大阪本社代表兼文化事業エグゼクティブプロデューサー)コメント
展覧会の詳細は、2月下旬ごろに発表される予定。なお、他会場への巡回は行われない。
展覧会概要

・日時:2026年8月21日~9月27日 ※巡回無し
・会場:大阪中之島美術館
・主催:大阪中之島美術館、朝日新聞社、朝日放送テレビ
・展示内容:「真珠の耳飾りの少女」など、オランダ黄金時代の絵画作品
(詳細は2月下旬ごろに発表予定)