『ロン・ミュエク』展が2026年4月29日(水・祝)から9月23日(水・祝)まで、東京・森美術館にて開催される。
ロン・ミュエクは1958年オーストラリア生まれ、イギリス在住の現代美術作家。ロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・アーツで開催された『センセーション:サーチ・コレクションのヤング・ブリティッシュ・アーティスト』展(1997年)への参加で注目を集めて以来、世界各地で個展を開催。実際の人物よりもはるかに大きく、あるいは小さく造られる彫刻は、知覚に対する先入観への挑戦でもあり、私たちと身体との関係、そして存在そのものとの関係を問うものとなっている。

2013年
ミクストメディア
113 × 46 × 30 cm
所蔵:タデウス・ロパック(ロンドン・パリ・ザルツブルク・ミラノ・ソウル)
展示風景:「ロン・ミュエク」韓国国立現代美術館ソウル館、 2025年
撮影:ナム・キヨン
画像提供:カルティエ現代美術財団、韓国国立現代美術館

2005年
ミクストメディア
162 × 650 × 395 cm
所蔵:カルティエ現代美術財団
展示風景:「ロン・ミュエク」韓国国立現代美術館ソウル館、2025年
撮影:ナム・キヨン
画像提供:カルティエ現代美術財団、韓国国立現代美術館

2002年
ミクストメディア
77 × 118 × 85 cm
個人蔵(ロンドン)
展示風景:「ロン・ミュエク」韓国国立現代美術館ソウル館、2025年
撮影:ナム・キヨン
画像提供:カルティエ現代美術財団、韓国国立現代美術館
このたびの展覧会は、ロン・ミュエクとカルティエ現代美術財団との長きに渡る関係性によって企画されたもので、2023年フランス・パリでの開催を起点とし、ミラノとソウルへの巡回を経て、東京で開催されることとなった。日本では、2008年に金沢21世紀美術館で回顧展が開催されて以来2度目の個展となり、総作品数が50点ほどしかないミュエクの作品のうち、大型作品『マス』(2016〜2017年)など作家の主要作品を中心に初期の代表作から近作まで11点を展示。そのうち6点は日本初公開で、初期の代表作『エンジェル』(1997年)も出展される。また、フランスの写真家 / 映画監督のゴーティエ・ドゥブロンドによる、作家のスタジオと制作過程を記録した写真作品と映像作品もあわせて公開される。

2016-2017年
所蔵:ビクトリア国立美術館(メルボルン)、2018年フェルトン遺贈
展示風景:「ロン・ミュエク」韓国国立現代美術館ソウル館、 2025年
撮影:ナム・キヨン
画像提供:カルティエ現代美術財団、韓国国立現代美術館

1997年
ミクストメディア
110 × 87 × 81 cm
個人蔵
画像提供:アンソニー・ドフェイ(ロンドン)

監督・脚本:ゴーティエ・ドゥブロンド
2019-2025年
ハイビジョン・ビデオ
13分
『ロン・ミュエク』展
会期 2026年4月29日(水・祝)~9月23日(水・祝)
主催 森美術館、カルティエ現代美術財団
企画 近藤健一(森美術館シニア・キュレーター)
チャーリー・クラーク(本展アソシエイト・キュレーター)
キアラ・アグラディ(カルティエ現代美術財団キュレーター)
会期
2026.4.29(水・祝)~ 9.23(水・祝)会期中無休
開館時間
10:00~22:00
※火曜日のみ17:00まで
※ただし5.5(火・祝)、8.11(火・祝)、9.22(火・祝)は22:00まで
※最終入館は閉館時間の30分前まで
会場
森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)
料金
※()=オンラインチケットの料金
※日時指定枠に空きがある場合は、当日、窓口にてチケットをご購入いただけます。
[平日]
一般 2,300円(2,100円)
学生(高校・大学生)1,400円(1,300円)
中学生以下 無料
シニア(65歳以上)2,000円(1,800円)
[土・日・休日]
一般 2,500円(2,300円)
学生(高校・大学生)1,500円(1,400円)
中学生以下 無料
シニア(65歳以上)2,200円(2,000円)
※本展は、事前予約制(日時指定券)を導入しています。専用オンラインサイトから「日時指定券」をご購入ください。日時指定券の販売開始日は決まり次第ウェブサイトでお知らせします。
※当日、日時指定枠に空きがある場合は、事前予約なしでご入館いただけます。
※本展のチケットで、同時開催プログラムもご鑑賞いただけます。
※表示料金は消費税込。
お問い合わせ
050-5541-8600(ハローダイヤル)