7度の舞台『東京ノート』が11月27日(木)から30日(日)まで、東京・北千住のBUoYで上演される。
7度は、2014年に結成された、伊藤全記(演出)と山口真由(俳優)によるユニット。戯曲を中心に古今東西のテクストを上演しており、2024年からは、1990年代から2020年代の作品を上演するプロジェクト『無名なる「わたし」の文化史』を行っている。
同プロジェクトの第2弾として上演される『東京ノート』は、平田オリザによる戯曲で、第39回岸田國士戯曲賞を受賞している。同公演では、原田裕規による「行き場のない写真」を見届ける様子を記録した映像作品『One Million Seeings』と、山口真由と山田裕子の2人の俳優により、『東京ノート』を語り直すという。
また併せて、舞台芸術界で活躍する人々に「90年代」について聞くインタビュー冊子も刊行される予定となっている。
1994 年に初演され、1995 年に第 39 回岸田國士戯曲賞を受賞した、平田オリザの代表作『東京ノート』。30 年前の戯曲でありながら、そこに描かれた人々の関係性や、同時代の戦争に対する距離感は、非常に生々しいものとして現代のわたしたちに迫ります。では、この 30 年という時間に対して、わたしたちはどう向き合えばよいのか?
7度
『東京ノート』の中には、記念写真を撮り続ける女性の姿が描かれています。その姿を手がかりとして、誰かの残した記録(・記憶)から、そのときを思うとともに、今を顧みたいと思います。わたしたちは過ぎゆく時代から何を受け取り、次の時代に何を残そうとしているのでしょうか。
原田裕規氏による、「行き場のない写真」を見届ける様子を記録した映像作品《One Million Seeings》と二人の俳優で『東京ノート』を語り直し、90 年代のまなざしへ再接続をはかります。

『東京ノート』

会場:北千住 BUoY
<スケジュール>
2025 年 11 月
27 日(木)19:00~
28 日(金)19:00~
29 日(土)13:00~/18:00~
30 日(日)13:00~/18:00~
※終演後、アフタートークを実施予定。詳細は WEB サイトおよび SNS で発表します
<チケット料金>
【前売】 一般:3,500 円 U25:2,500 円
【当日】 一般:4,000 円 U25:3,000 円
ご予約:https://www.quartet-online.net/ticket/tokyo-note
原作:平田オリザ
構成台本:7 度
演出:伊藤全記
出演:山口真由 山田裕子
作品提供:原田裕規 《One Million Seeings》2023 年
主催:7 度
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【東京ライブ・ステージ応援助成】
7 度 WEB サイト http://nanado.org/
X https://x.com/nanado_company
問い合わせ:n_ana_do@yahoo.co.jp