書籍『オアシスとブリット・ポップ完全版』が、10月9日(木)に刊行される。
10月25日(土)と26日(日)に約16年ぶりの来日公演『Oasis Live ’25』を行うOasis。書籍では曽我部恵一と北沢夏音、岸谷蘭丸と田中宗一郎による対談をはじめ、岡村詩野による「オアシスヒストリー1994→2025」、妹沢奈美ら4名へのインタビュー、評論、エッセイなどが収められている。
『オアシスとブリット・ポップ完全版』

和久井光司 責任編集
単行本 A5 ● 240ページ
ISBN:978-4-309-25810-2 ● Cコード:0073
発売日:2025.10.09(予定)
◎目次
●オアシスヒストリー1994→2025 岡村詩野
●対談
曽我部恵一×北沢夏音「みんなにとどく個人としての歌──オアシスのアンセムを聴きながら考えたこと」
岸谷蘭丸×田中宗一郎「始祖の巨人の肩に乗って──新しいオアシスの語りを試みる」
●インタビュー
妹沢奈美「この人たちのことは絶対、全部おぼえておこう」
原島“ど真ん中”宙芳「俺はもちろんリアムみたいに後ろに手を組んで歌った」(二木信=文・インタビュー)
谷口雄「ソングに奉仕するサウンド」
河村康輔「グラフィックによるオアシス再生」
●レポート
伊藤英嗣「バンドから永遠の・Definitelyへの道──いかにしてオアシスはピープルズ・バンドから永遠のオルタナティヴにいたったか」
●評論
川上幸之介「オアシスとニュー・レイバー──ブリットポップの描いた90年代のイギリス像」
青木耕平「ポスト・ナインティーズ・メランコリア──オアシスと英雄崇拝」
大鷹俊一「いかにしてシンガロングは生まれるのか──時代と地域性、出来事と夜は、オアシスの後背地を考察する」
小森真樹「オアシスはなぜ「恥ずかしい」のか──叛逆の神話に呪われてマンチェスターへ」
森元斎「I look back in anger forever.」
●オアシス×映画・ファッション・アート
大森さわこ「自分自身にしかなれない──1990年代英国映画とオアシスの関係」
青野賢一「ロックとファッションとローカルなサブ・カルチャー」
山本浩貴「ヤング・ブリティッシュ・アーティスト(YBA)──1990年代のイギリス現代美術について」
●エッセイ
北村紗衣「ベッドから出てこないオアシス──アンチワークなブリットポップ礼賛」
小田部仁「死んでもOasisを合唱はしない」
●コラム
松村正人+三田格「オアシス同時代人物小伝」
ストーン・ローゼズ/ブラー/アラン・マッギー/ザ・ヴァーブ/パルプ/レディオヘッド
●オアシスディスクガイド
小野島大/天野龍太郎/畠中実/松村正人/木津毅/妹沢奈美/湯浅学
●年表
パンス「オアシスと英国社会/文化にまつわる年表」